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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

遠方からの依頼も安心 心を託せる遺品整理
藤サービス合同会社 代表 藤川正晃

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 兵庫県尼崎市を拠点とする藤サービス合同会社さん。大切な遺品の整理から、未来のための生前整理、不用品の片付けまでトータルにサポートされています。長年ゴミが放置された、いわゆるゴミ屋敷にも対応してくださるとか。テレビで一度見たゴミ屋敷は、大量のゴミの片付けが本当に大変そうでした。
 
藤川 みなさんそうおっしゃいます(笑)。ただプロとしては、片付けの方向性・進め方を考えるのが優先で「大変だ!」と思うことは少ないですね。物を集めるのが好きな方や片付けが苦手で後回しにしているうちに溜まってしまった方まで、さまざまな事情を抱えた方がいます。片付けにお困りのみなさんのお手伝いをするのが、私たちの仕事ですから。
 
濱中 お客様の生活をサポートする、とてもやりがいのあるお仕事ですね。藤川代表がこの業界に興味を持ったきっかけを教えていただけますか。
 
藤川 実は、最初に足を踏み入れたのは建設業界でした。10代の頃でしたから、仕事の“基本のき”から丁寧に教えていただきました。その会社の社長には今でも大変お世話になっています。その後別の会社での営業職を経て、人と接する仕事の楽しさを知りました。もっと直接的に人の役に立つ仕事ができたらと考えていたところ、遺品整理の会社に勤務していた兄から「一緒にやってみないか」と声がかかったんです。
 
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濱中 業界経験豊富なお兄様とご一緒に起業されたのですね。実は私も遠方に住む父を亡くし、遺品整理に悩んだ経験があります。私の場合は近くに住んでいた姉が担ってくれて本当に助かりました。ただ家族が近くに暮らす人ばかりではなく、遠方に住んでいて行きたくても行けないという方も少なくありません。
 
藤川 おっしゃる通りで、遠方にお住まいでなかなか整理に行けない、時間がない、体力的に難しいといった方々にとって、私たちが代わりに整理を行うことで、少しでも心の負担を軽減できればと思っています。遺品整理では最初にご家族に必要な物を選んでもらい、その後は私たちにお任せいただくというパターンが多いですね。