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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

バウムクーヘンが大人気
洋菓子で地域を活性化!

 

看板商品はしっとり食感のバウムクーヘン

 
glay-s1top.jpg 季節のケーキや贈り物にもぴったりな焼き菓子が充実
季節のケーキや贈り物にもぴったりな焼き菓子が充実
山田 10年という長い修業を経て、満を持してパティスリー エイバヤシをオープンなさったのですね。それにしても、店頭にはものすごい数の洋菓子が並んでいますね。全部で何種類くらいあるんでしょう?
 
榮林 焼き菓子やケーキ、シュークリームやタルトなど、全部合わせると約100種類のお菓子が店舗に並んでいます。中でも一番人気が、こちらの「ei baum」です。来店してくださる方の4割の方がこのバウムクーヘンを目当てに来られるんですよ。山田さんも、よかったら召し上がってみてください。
 
山田 ありがとうございます。では、いただきます。――おお、これはふわふわ、もちもち、しっとりとした食感ですね! 卵の風味が口の中に広がり、とてもおいしいです。しっとりしているからか、バウムクーヘンなのに口の中の水分を奪われないのが新鮮ですね。
 
榮林 ありがとうございます。水分を残す絶妙な焼き加減にこだわっているんですよ。卵は橋本市産のものを使用しています。賞味期限は1ヶ月以上と長めなので、贈り物として利用される方も多いですね。
 
山田 おしゃれな包装ですし、確かに贈り物に喜ばれそうですね。榮林オーナーが見た目にもこだわってつくっておられることがうかがえます。パティシエは、想像を形にするクリエイティブな仕事ですよね。榮林オーナーのお菓子づくりのスタンスをお聞きしたいです。
 
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榮林 私が仕事をするうえで大切にしているのは、あえて手間をかけるなど、遠回りの道を選択することです。そうすると、簡単に済ませてしまうと気付けなかったことに気付けたり、目標としている成果が出やすかったりするんですよ。例えば、ケーキやタルトに使用するフルーツも、話題性や地元で安く手に入るといった理由ではなく、自分が本当に納得できるものを探しぬいて取り入れています。お客様に心から「おいしい」と喜んでもらうために、一切の妥協をしたくないですからね。
 
山田 ひと手間、ふた手間をかけてでもお客さんのためにおいしいお菓子を届けたいという気持ちが伝わってきます。想像を超える努力をして初めて感動が生まれるように、榮林オーナーの努力が、お客さんにはしっかりと届いているでしょうね。