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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

電気工事で暮らし支える リフォームにも柔軟対応
寄井電設 代表 寄井聡

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪は枚方市にあります寄井電設さんは電気工事の会社だそうですね。寄井代表ご自身は、この業界に入られて長いのですか?
 
寄井 かれこれもう30年ほどになりますね。20代の前半までは運送や営業など、まったく違う業種を転々としていたんですよ。そうした中でたまたま就いた電気関係の仕事がだんだんと楽しくなり、気付いたらこの業界で定着していましたね。結婚を機に「頑張ったぶん世間に認めてもらえるように、もっと努力しなくては」と、さらなる意欲が湧き、2009年に独立して起業したんです。
 
畑山 ベテランでいらっしゃるんですね! 一口に電気工事といっても内容はさまざまだと思います。寄井電設さんのメインとなっている業務について教えてください。
 
寄井 住まいにコンセントや照明を配線するのが主な仕事です。以前は新築の施工が多かったものの、最近はリフォームやリノベーションのための電気工事を手がけることが増えました。特に、マンションの施工のご依頼が多いですね。
 
畑山 新築とリフォーム、一戸建てとマンションではいろいろと勝手も違ってくるでしょうね。
 
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寄井 はい。近年は中古のマンションを購入して思い通りに凝ったリノベを行うのが流行っていることもあって、コンクリートむき出しでスケルトン状態の天井に照明を付ける機会も多いですね。そうなると木造の天井とは施工もまったく異なります。例えば工場の中のように鉄の配管を照明の位置まで引き、カフェのようにスタイリッシュな雰囲気に仕上げることもできますよ。
 
畑山 そうなると、もはや隠す配線ではなくなるので、デザイン性が重要になりますね。
 
寄井 おっしゃる通りです。そういった現場では、お客様やデザイナーの方と打ち合わせをして、どんな見せ方をするかしっかりと考えます。難しいですが、腕の見せどころですので、やりがいがありますね。これも電気工事のおもしろさだと考えています。いろんな業種を経験したものの、こういうものづくりの要素のある仕事が自分に合っているのではないでしょうか。あれこれ工夫する時間が楽しいですね。