
インタビュアー 濱中治(野球解説者)
鍋嶋 弊社の業務は住宅の設計から工事監理まで手がけることでして、新築だけでなくリフォームやリノベーションにも対応しております。また、さまざまなスタイルの住宅をデザインする中で、特に輸入住宅のコンセプトを取り入れた設計を得意としているのが特徴です。
濱中 近年、ますます注目を浴びている輸入住宅と、鍋嶋代表の出合いが気になりますね。
鍋嶋 私は高専で機械工学を学び、卒業後は電機関連の会社に就職しました。そこでは、工場内の自動生産ラインの機械設計をする仕事をしていたものの、建築に興味が湧いて周囲の反対を押し切り退職したんです。その後は専門学校に通って勉強を始め、無事に一級建築士の資格を取り大手ハウスメーカーに転職しました。配属先が設計ではなく営業でしたが、営業を経験したことで結果的に設計の幅が広がったので、良かったと思っています。
濱中 お客さんとのコミュニケーションはとても大事なことですから、営業で培ったスキルが今の設計の仕事でも活きているわけですね。
鍋嶋 そうなんです。そして再び転職したのが、輸入住宅の会社でした。その会社は主に北米の輸入住宅を扱っていまして、設計部でより深く知識と技術を磨くことができました。その後、紹介で転職した会社で部署の責任者となり、渡米してビルダーから直接建材を輸入し、日本で建築したんです。その時に、海外の住宅の素晴らしさに触れることができました。
濱中 鍋嶋代表が感じた、北米の住宅の魅力とはどのようなところでしょう。

濱中 そうした北米の住宅の利点を取り入れたのが、鍋嶋代表の設計というわけですね。
鍋嶋 おっしゃるとおりです。輸入住宅は日本では軽視されがちな断熱や気密性も抜群でして、さらに、私なら日本で主流の「木造軸組工法」と、輸入住宅の「木造枠組壁工法」を組み合わせたハイブリッド設計が可能なんですよ。