水野　個人店ならではのこだわりは、店内の徹底された清潔感からも伝わってきますよ。私も思わず「うわあ、キレイ！」と声を上げてしまいました。
 
竹下（初）　当店はショールームと工場を分け、どちらも1日に何回も徹底的に掃除しているんです。さらに、お客様のお邪魔にならないようBGMの音の広がりも計算し、自由にご利用いただけるコーヒーやお茶といった飲み物のディスペンサーを設置するなど、居心地のいい空間づくりを心がけています。ちなみに、今も私は朝から晩まで隙をみては掃除をしていますよ（笑）。
 
水野　バイク屋さんは工場とショールームが一緒で、床が油で汚れていたり、作業員の方が真っ黒になりながら作業をしていたりすることが多いですよね。でも、技研オートファクトリーさんの床は、油どころかタイヤ痕も靴跡もないほどピカピカです。みなさんのユニフォームも清潔で、これなら女性のお客さんも入りやすいですよ。
 
竹下（優）　ありがとうございます。おかげさまで、当店をお選びくださるお客様にも喜んでいただいております。また、いろいろな事情でバイクを手放す際も、ほとんどのお客様が「長い間お世話になりました」と、愛しい我が子を託すように、バイクの適切な措置処分を当店に依頼してくださるんですよ。

竹下（初）　そのように納めたバイクの大半が故郷に帰ってくる。お客様の信頼してくださる気持ちとご厚意が本当に嬉しくなります。
 
水野　愛するバイクの最後の瞬間まで、技研オートファクトリーさんに任せたい――。お客さんがそう考えるのは、お二人を信頼している証ですよね。最後に、今後の目標についてお聞かせください。