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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

技術と開発力で進化する
排水処理設備のプロ集団

 

ラボでの研究・開発で、常に技術が進化

 
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亀山 排水処理設備専門業者として活躍する、御社の強みを教えていただけますか?
 
礒部 まずは、長い年月をかけて蓄積してきた排水処理の技術とノウハウがあることですね。先ほどもお話ししたように、弊社は段ボール印刷用インキの製造販売会社として誕生しました。そのため、段ボール製造工場の水をきれいにするための技術をずっと高めてきたんです。排水処理と言っても、例えば段ボール製造工場、メッキ工場、食品工場と、それぞれの排水処理は使用する薬品や処理フロー、使用する技術が異なります。だからこそ、食品工場の排水処理を行う企業が、段ボール製造工場の排水処理を手がけようとしてもかなり難しいんですよ。
 
亀山 御社には、他社にはない技術とノウハウが蓄積されているから、段ボール工場の排水処理に対応できるわけですね。
 
礒部 もう一つの強みは、2019年に開設したラボで研究・開発を日々行い、常に技術を高めている点です。
 
亀山 具体的にはどんな実験をされているのでしょう?
 
礒部 排水処理の薬品実験や、設備の設計に必要な実験などですね。そのデータを分析して、段ボール製造工場以外の排水処理もどんどんサポートさせていただけるようにしていきたいと思っています。また、排水処理設備の自動化の研究も進めているんですよ。
 
亀山 現状の技術に満足することなく、常に新しい商品、設備の開発を目指されていると。段ボール製造工場の排水処理はより高度になり、さらにその他の工場の排水処理も行えるようになる準備も進めていらっしゃる、と。排水処理なら御社に頼めば間違いないですね。向かうところ敵なしだ!
 
礒部 ありがとうございます。あとは、排水処理システムを長く快適にお使いいただけるよう、納入後のメンテナンス・アフターサービスを充実させている点も強みと言えます。
 
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亀山 メンテナンスと言えば、先ほどのDIANO SHIELDもすごいですよね。このサービスに競合はいるんでしょうか?
 
礒部 現状はいません。これまでは、故障が発生した際は排水処理会社ではなく、近くの溶接業者や塗装業者に対応をお願いするのが普通でした。私たちの会社も以前はそうだったんです。しかし、DIANO SHIELDによって、排水処理会社である弊社が補修できるようになったので、それも大きな強みになっていますね。