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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

土地の測量と調査を通じ
境界を越える架け橋に!

 

土地と人間関係の境界を越える架け橋になる

 
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タージン ところで、土地家屋調査士とはどのような仕事なのでしょう?
 
勝谷 日本では、所有する土地や建物を法務局に登記する制度があります。それらの位置や形状、大きさなどを正確に測り、権利の客体を明確にしたうえで法務局に代理申請する。それが土地家屋調査士の役目なんですよ。
 
タージン つまり相続などで土地を分割した場合は、新たな申請が必要になるわけですね。
 
勝谷 ええ。また、土地をめぐって問題になりがちなのは隣家との境界を確認するときなんです。そのようなこともあり、当事業所は正確な測量を実施するのはもちろん、過去の資料や複雑な権利関係も詳細に調査して、公正かつ誠実な業務で境界線を確認します。
 
タージン そのときは、隣接する土地の持ち主も測量や調査に協力する必要がありますよね。いろいろなトラブルが起きることもありそうです。
 
勝谷 実際、隣家との境界線を一方の測量で勝手に決めることはできませんからね。それでも大半の方は協力してくださるのですが、ごくまれに両家の仲が険悪で最初から測量を拒んだり、突っぱねてきたりする方もいらっしゃいます。そのようなときに役立つのは、最初に勤めていた会社での飛び込み営業の経験です。相手の懐に入り込んで、調査に力を貸していただけるよう説得するんですよ。
 
タージン 土地家屋調査士は測量機を覗き込んだり、書類を書いたりするだけでなく、人付き合いが大切なお仕事なんですね。高度な知識と技術をお持ちで人当たりもいい勝谷代表でしたら、安心して任せられると思います。
 
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勝谷 そうおっしゃっていただけると嬉しいです。この仕事のやりがいは、法務局に登記した図面に自分の名前が永久に残ることだと思っていました。しかし、それよりも仲が悪かった両家の方が、「測量の立ち合いで数十年ぶりに顔を合わせることができた」と感謝してくださったり、私が手がけた調査の結果で町が発展したりすることに喜びを感じるようになりましたね。
 
タージン 測量して終わりではなく人と町を成長させる、それが土地家屋調査士ですね。
 
勝谷 はい、当事務所は大切な住まいに関わるプロとして、豊富な知識と経験でお客様の目的達成をサポートします。経営理念である“成す念い 和の心”は、土地の境界線を守るだけでなく、人間関係の「境界を越える懸け橋に」なることを意味しているんです。その気持ちを大切に、顧客満足を追求するサービスをご提供しています。
 
タージン そのためには、スタッフさんのお力を借りることも大事ですよね。
 
勝谷 そうですね。当事務所は2名の女性スタッフをパートとして雇用しています。出勤時間も退勤時間も自由にしていて、柔軟に働ける環境なんですよ。