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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域密着で依頼は多数!
真摯な土地家屋調査士

 

解決まで真摯に向き合い対応していく

 
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矢部 土地家屋調査士のお仕事は、依頼されてから完了するまで、どれくらいの時間を費やすものですか?
 
武田 新築建物の表題登記については2週間程度です。境界確定測量については平均すると1件につき3ヶ月くらいでしょうか。
 
矢部 想定以上の長さで驚きました。先ほどのお話のようにもめてしまうなどの事情があった場合は長くなるのもわかりますが、普通の案件でもそのくらいの時間は必要なんですね。
 
武田 ええ、結構な時間を要しますよ。例えば、親子3代で100年以上も争っていた案件を手がけたこともあります。解決したときは本当に嬉しかったですね。
 
矢部 それは素晴らしい! 実地調査と測量など可能な限りの調査を行ったうえ、もともとあった土地同士の境界である筆界を明らかにしていくんですよね。ところで、日本の社会問題の一つに、所有者不明の空き家問題があると思います。そういうケースにはどう対応されるのでしょう?
 
武田 私たちは役所で職務遂行に必要な範囲で住民票等を請求できますが、まずは近隣に聞き込み調査等し、地域のお寺や神社、昔からあるお店などをしらみつぶしに当たっていきます。それでも難しいケースも多々あって、最終的に地域の市役所などでご家族をたどっていくこともあります。
 
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矢部 まるで探偵みたいですね! 最終的には見つかるものですか?
 
武田 難しいときもありますよ。所有者不明で見つからなかった場合は、法務局と相談しながら何とか解決の糸口を見つけていくものの、場合によっては第三者機関に入ってもらうこともありますね。
 
矢部 大切な住まいに関わる役割として、武田代表の真摯なお取り組みは見事です。安全な状態で住まう方に引き継ぎながらサポートを行うのもお仕事の一環でしょうから、私もその地域の人にお願いしたいとあらためて思いましたよ。武田事務所さんは、スタッフは何名くらいいるのですか?
 
武田 現在は3人です。人手が足りなくてご依頼をお断りせざるを得ない状況なので、早急に3名ほど人員を増強すべく募集をかけているところです。良いチームワークで、迅速に対応していけるのは7人くらいがベストだと考えています。