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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域密着で依頼は多数!
真摯な土地家屋調査士

 

土地家屋調査士の仕事がメイン業務

 
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武田 土地家屋調査士の資格を取得したのは、30歳のときです。私は2023年現在41歳ですので、高齢化が進んでいる業界の中では若手に入りますね。
 
矢部 若手として活躍されているんですね。それにしても、一から勉強なさったというのはすごいですよ。一般的な会社勤めをすることは考えなかったんですか?
 
武田 そうですね。もともと自分で何かをやりたい性分ということも、この道に進んだ理由の一つなんです。法律の勉強はもちろん、ほかにも計算をしたり図面を描いたりと意外と楽しいものの、1度心が折れかけたことはありました(笑)。それでも当時勤めていた土地家屋調査士事務所での仕事が合格への後押しにもなり、助かりましたね。また、より業務の幅が広がると考え、その2年後に行政書士の資格も取得しました。ただ、現在は土地家屋調査士の仕事をメインに手がけております。
 
矢部 武田代表のこれまでの経緯についてよくわかりました。土地家屋調査士について詳しくお話をうかがう前に、営業時間と対応エリアについても教えてください。
 
武田 営業時間は基本平日9時から18時まで、対応エリアは主に愛知県尾張地区です。場合によっては三重県や岐阜県あたりまで出向くこともあるものの、仕事の性質からしても地域密着型に力を入れていきたいと考えています。
 
矢部 不動産系のお仕事はお値段的にも大きいですから、地元のプロに頼めるのは安心感が違いますよ。ところで、土地家屋調査士は専門用語もたくさん出てきそうで敷居の高いイメージもあります。簡単に、どのようなお仕事なのか教えてくださいますか?
 
武田 所有権などの権利の登記をするもととなる、不動産の表示の登記をしています。不動産の表示の登記では、建物であればどこにどんな建物があるかを特定し図面をつくり、登記簿を作成または修正します。同様に、土地であれば地目、面積を直す作業を行いますよ。そのほか、土地を売買するときや家を建てるときにも、その土地を測量して境界を明らかにし、必要があれば登記をします。例えば、土地を売りたい方が、隣接土地との境界線を確認するために、当事務所に依頼するといった流れです。
 
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矢部 なるほど。確かに、道を歩いているとたまに土地を測量している方を見かけますよ! 昔ながらの土地だと、ご近所との境界線も曖昧そうです。もめたりすることはないのでしょうか?
 
武田 裁判になるようなケースもあり、結構大変な場合もあります(笑)。ただ、そういった難しい案件を裁判になる前の段階で、事前に解決できたときの喜びはひとしおですよ!