B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

EV導入でエコを実現!
老舗の廃棄物収集会社

 

他社に先駆け、民間企業初となるEVを導入

 
八重樫 街をクリーンにするゴミ収集車をEV化することで、CO2排出量も抑えられて地球環境にも優しいと。まさにエコな取り組みだと思います。
 
glay-s1top.jpg
古川 実はEVのゴミ収集車を導入するのは、民間企業としては弊社が初なんですよ。
 
八重樫 他社に先駆けていち早く導入した、パイオニアというわけですか! 老舗企業というと、どうしても保守的なイメージになりがちです。でも、古川新興さんでは、とても先進的な試みをなさっていますね。
 
古川 ありがとうございます。EVはまだまだ実用化されたばかりですし、通称パッカー車と呼ばれるゴミ収集車をEV化するにも非常にコストがかかるんです。そのため、業界全体でEVを導入しようという動きはなかなか進んでいません。ただ、EV仕様のパッカー車を導入することで、CO2の排出を抑えられるだけでなく、騒音問題の対策にもなるメリットがあるんですよ。
 
八重樫 確かにEVはモーター駆動のため、エンジン音がなくてとても静かだと聞きます。
 
ゴミ収集車をEV化しエコに!
ゴミ収集車をEV化しエコに!
古川 ええ。業務の中でもオフィスや店舗などから出るごみの収集作業は、夜中に行うことが多いため、近隣からの苦情やトラブルにつながりかねませんからね。しかも、パッカー車はエンジン音だけでなく、ごみを収集する際の巻き込み作業でも騒音が発生してしまいます。それらの音を極力抑制できるのは、大きな利点であると考えているんです。
 
八重樫 それは良いですね。今後は業界全体ではもちろんのこと、一般の人々の間でも今以上にエコへの意識が高まってほしいと思いますよ。
 
古川 そうですね。特に将来を担う子どもたちには、その意識を高めていってほしいと思います。そこで、弊社の取り組みをより広く周知するため、導入したEVパッカー車の車体にオリジナルキャラクターのイラストを描いているんですよ。実は取引先の方の娘さんがデザインしたものを採用していまして。どうぞ、サンプルをご覧ください。
 
八重樫 おお、これはかわいらしいですね(笑)。黄色い猫・・・でしょうか?
 
古川 私も最初にデザインを見た時は、猫か虎かと思いました(笑)。でも、これは“電池”と“チーター”をかけた「電チーター」というキャラクターなんです。さらに、電気とかけて「おでん(電)」が好物という設定もつくられています。
 
八重樫 なるほど、チーターでしたか! これなら小さい子どもも親しみやすいですし、皆さんが覚えやすいと思いますよ。