他社が断る難しい現場も
確実にアスベストを除去
スタッフのやる気を引き出し成長させる

阿部 売り込むだけの営業トークはしないですし、価格の安さをアピールすることもありません。私はお呼びがかかったらどこへでも行き、気軽に雑談をすることで、人とのつながりを増やしてきました。例えば、今、お電話をいただいて「明日、北海道で会いたい」と言われたら、すぐ飛行機に乗ってうかがえる軽いフットワークが自慢の一つなんですよ。
濱中 とは言っても、現場に営業にと忙しく働き続けるのは大変でしょう。
阿部 周囲からはよく「変わっている」と言われるのですが、私にとってこの仕事は趣味やゲームのようなもの。特に、打ち合わせや施工で全国に行けるのが楽しくて仕方ありません。出張に妻や3人の娘を連れて行くこともあるんですよ。
濱中 なるほど。出張は、ご家族と一緒に観光やおいしい食事を満喫できる機会でもあるのか。そうやって仕事を楽しんでいるんですね。
阿部 そうなんです(笑)。そういう日々の中で、他社が断った難しい現場を引き受けて、無事に完了したときは「工事をしてよかった」と大きなやりがいを感じます。アスベストは図面を見ればどこにあるかだいたいわかるのですが、あまりにも建物が古い場合は想定外のところからいきなり現れることもあるんです。そういうイレギュラーな事態にも冷静かつスピーディに対応し、第三者機関の測定に合格する実績を弊社は積み上げてきました。
濱中 命を預かるだけに厳密な結果を求められるお仕事の中で、阿部社長は、どうやってスタッフさんとの絆を強くしてきたのでしょう。
