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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

生活に欠かせない
建物の配管設備を支える

 

現場で一から培った新旧の技術を使いこなす

 
石黒 スピーディな工事を可能にしている技術力についても、齊藤社長のお考えを知りたいです。
 
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齊藤 私自身10代の頃から叩き上げでやってきました。現場で汗を流しながら身に付けてきた知識と技術が、今の自分を支えています。一方スタッフにも、私のように30年以上キャリアを持つ者がいます。弊社のスタッフ数は多いとは言えませんが、昔ながらのノウハウと最新のノウハウ、両方を有するベテランがそろった少数精鋭なんですよ。
 
石黒 素晴らしいです。新旧のノウハウを蓄積した引き出しの豊かさが、齊藤設備さんの強みでもあるわけですね。
 
齊藤 はい。料理の方法やコンピューターの仕組みなどが時代とともに進化しているのも、伝統的な基礎があるからこそできたことだと思います。同様に、工事の技術でも「今時そんなやり方はしない」と言われる昔のやり方の中にも、捨て置けないものもあるんです。実際、配管工事では、旧来の技術が必要な場面が出てくるんですよ。
 
石黒 へぇ! それはどんな場面でしょう?
 
齊藤 例えば、古い建物の配管が傷んでいて、全部取り替えると高い費用がかかるとします。でも、昔ながらの技術を使えば一部を修理するだけで引き続き使える、そんなケースがあるんです。ですから、古い技術だからと言って忘れたり捨ててしまったりするのではなく、伝統的なやり方も知っておくことが武器になると考えています。
 
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石黒 なるほど、最新の技術だけではカバーできないシチュエーションもあると。その意味でも、齊藤社長やベテランスタッフさんのような存在は貴重なんですね。
 
齊藤 そういった古き良き技術を持っていない若い世代には、私たちがしっかりと継承していきます。新旧の技術を自由自在に扱ってお客様に貢献し、職人として大きく成長してほしいです。
 
石黒 私の夫、LUNA SEAの真矢は10代の頃、絶対メジャーデビューできると信じ、ボイスパーカッションをラジカセに録音しながら曲づくりに取り組んでいたそうです。その経験があるから、今でも万が一機材トラブルが発生しても、いろいろな方法でファンの方々を楽しませることができるみたいで。古いものと新しいもの、両方使いこなせるのは本当に強みだと思います。齊藤設備さんは、どんなに古い配管でも任せられる、頼もしい会社なんですね。
 
齊藤 ええ、「何でも来い」のスタンスです(笑)。心強いスタッフと協力し、あらゆる配管工事に対応できます!