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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ドローンを地域貢献に 資格取得をサポート!
一般社団法人GODドローンスクール 代表理事 工藤誉

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 京都府綾部市でドローンの操縦技術を教えている、一般社団法人GOD(ゴッド)ドローンスクールの工藤代表。今回は実際にドローンを持ってきていただきました。なんとスマートフォンでも操作できるんですね! 先ほど操縦させていただいて驚きました。
 
工藤 初めての方は、みなさん驚かれるんですよ。市販の専用コントローラーでも操縦できます。実際に動かしてみていかがでしたか。
 
畑山 簡単なようで意外と難しく、専門資格が必要だなと実感しました。でもおもしろかったです! そもそも工藤代表は、何がきっかけでドローンを扱うようになったのですか?
 
工藤 私はもともと農業法人で働いていました。しかし、怪我をしてしまいましてね。リハビリ中の暇な時間にドローンと出合って楽しさに目覚め、2018年頃にドローン操縦の資格を取得しました。その後、当スクールを設立し、今年2022年で3年目となります。
 
畑山 最初は趣味として始められたのですね。GODドローンスクールさんでは、どのようなレッスンを行っているのでしょう?
 
工藤 一般社団法人無人航空機操縦士養成協会、通称DPTAのドローンパイロット養成プログラムに沿って指導しています。国土交通省航空局が公開しているマニュアルに基づいた、知識と実技を身に付けられる講習です。農業や測量、撮影など目的に合わせたコースをご用意しています。ドローン操縦を学ぶうえで特に重要なのが、「3次元で物を見る」能力なんです。
 
畑山 3次元で物を見るというと・・・空間を立体的に捉える力ですか?
 
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ドローン操縦にチャレンジする畑山さん
工藤 おっしゃる通りです。例えば20〜25m四方にカラーコーンを9本ほど並べ、指導員が指示する通りに操縦します。また航空法や気象などの座学もありますよ。
 
畑山 ドローンを実際に動かしながら技術を体得し、必要な知識も身に付けられるわけですね。
 
工藤 ええ。そして講習を終えると、国土交通省が定める「無人航空機操縦技能証明」に関わる免許を取得でき、ドローンを飛ばす際の許可などの手続きがスムーズになります。この免許は民間資格の位置付けだったものの、2022年12月から国家資格に変わるんですよ。