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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

プロが現場経験を伝承!
本格DIYを学べる教室

 

技術だけでなく創造力も養える場所にしたい

 
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八重樫 今思い返してみると、一度はプラモに熱中した私も大人になるにつれて、興味を失ったわけではないものの、ものをつくる楽しみからは遠ざかってしまいました。やはり幼少期の気持ちをそのまま育てていけるような環境が必要なのかも知れないですね。
 
牛山 おっしゃる通りです。当アカデミーでもそういうものづくりの楽しさを少しでも引き出し、「ものづくり=最高に楽しい」ということをお伝えてできる空間になればと考えています。ものづくりとは本来、寝食を忘れるほど没頭できて、いくつになっても飽きないとても魅力的な世界ですからね。
 
八重樫 幼少期は特に、まずは物をつくる楽しさに触れる機会をどれだけ増やすかが大事ですよね。プラモといえばうちの子どもにもたまに買ってきて、どう遊ぶかは本人の自由としても、買った以上は「必ず最後まで仕上げなさい」とだけは伝えています。完成した形をイメージしてつくっていく作業は、想像力を養う良いトレーニングにもなるんじゃないでしょうか。
 
牛山 私も同感です。子どもの頃に創造力や発想を広げるきっかけを与えるのも、親の大事な役目ですもんね。
 
八重樫 実は創造力は、スポーツとも関係があるようなんです。前に井上尚弥選手とトークショーに出た時、「ボクシングにとって一番大事なものは何ですか?」と聞かれた井上選手が「イメージ力です」ときっぱりおっしゃっていて、驚かされたことがあります。彼は豊かにイメージすることができるうえに、イメージした動きを100%体現できる。だから強いんだってわかった気がしました。
 
牛山 なるほど。イメージを形にするという点では、ものづくりと一緒ですね。
 
八重樫 ええ。木でも何でも、見て触って、どんなものをつくろうかと創造するところがスタートですし、おもしろいんでしょうね。でき上がったものには愛着が湧くし、それが1つの成功体験となって、その人の人生に影響を与えるのではないでしょうか。
 
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牛山 そう思います。子どもの時は自覚がないものの、私も大人になって振り返ってみると、ラジオを分解して考え込んでいた頃の体験が、今の仕事にも役立っているんですよ。例えば施工しにうかがった現場で「これどうしよう?」と頭を抱えながら試行錯誤して、なんとかアイデアを絞り出す感じにも共通していると思います。形は違えど、ものづくりの工程で試行錯誤することは何度も通った道だから、今度もゴールにたどり着けると思えます。それが自分にとっての根本的な土台になっていると思いますね。
 
八重樫 リフォームDIYアカデミーさんがそんな体験ができる場になることを、私も期待しています!
 
牛山 ありがとうございます。ものづくりの楽しさや技術はもちろん、創造力も養える場所にできるよう、今後も工夫を凝らしながら頑張ります!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私が学んできたこと・考えてきたことを次の世代に伝え、その方が習得し、でき上がったものを見ると嬉しく思います。また、いち職人として一所懸命に現場で取り組む姿勢を見ると胸が熱くなります。そんなことが仕事を楽しむことですかね。
(牛山昇)
 
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