B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高度な技術と価格に自信 特殊清掃の道を突き進む
M.Aクリーン 代表 松田貢

 
プロフィール 神奈川県出身。実家の飲食店を手伝い、有名店でも修業したのちに独立を考えていたところでコロナ禍に。生活費のために特殊清掃のアルバイトをはじめ、大きなやりがいを実感し、その道を極めることを決意した。2021年8月にM.Aクリーンを創業し、統括マネージャーである妻のあゆみ氏と二人三脚で特殊清掃・遺品整理・ゴミ屋敷の清掃などを請け負っている。【ホームページ
 
 
 
特殊清掃・遺品整理・ゴミ屋敷の清掃など、誰かの手を借りなければどうにもならない事態。そんなときに頼れるのが川崎市のM.A(エムエー)クリーンだ。代表の松田貢氏と妻で統括マネージャーのあゆみ氏が二人三脚で運営するM.Aクリーンの強み、それは完全に臭いを取る高度な技術と適正価格よりさらにリーズナブルな料金。困っている人と誠心誠意向き合って喜んでほしいと語る二人に、仕事のやりがいや業者選びの注意点などをお聞きした。
 
 
 

特殊清掃の厳しい修業に耐え夫婦で起業

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 川崎市を拠点に躍進中のM.Aクリーンさんにお邪魔しています。本日お話をうかがう松田貢代表と奥様で統括マネージャーのあゆみさんは、ゴミ屋敷の清掃・特殊清掃・遺品整理などを手がけていらっしゃるんですよね。まずは開業までの経緯を教えてください。
 
松田(貢) もともと私は実家の飲食店を手伝っていて、有名店でも修業し、独立に向けて準備を進めていたんです。ただ、その矢先にコロナ禍に突入してしまい、状況が落ち着くまで生活費を稼ぐためにアルバイトで特殊清掃を始めました。ところが、困っているお客様を助けて「ありがとう」と感謝の言葉をかけていただける毎日に大きなやりがいを感じるようになりまして。すっかりごみ屋敷清掃や特殊清掃に魅了された私は、この道で突き進もうと決意しました。
 
名高 急場しのぎの仕事だった特殊清掃に、生きがいを感じるようになったわけですね。
 
松田(貢) そうなんです。作業の技術を教えてくれるオーナーの指導は軍隊の訓練のように厳しいものでした。その苦業に耐え抜き、あらゆる技術を磨いた私は昨年2021年8月にM.Aクリーンを創業しまして。現在は妻と二人三脚で奮闘しています。
 
名高 パートナーのあゆみさんは、どのようなご経歴の方なのでしょう。
 
松田(あ) 私はもともと介護の仕事をしていました。でもある時、膝のケガが原因で続けることが難しくなってしまったんです。そこで夫と話し合い、手を取り合って同じ世界を歩くことを決めました。
 
松田(貢) 妻も私と同じオーナーの下で頑張って修業してくれました。今もなお私より勉強熱心で、日々進化する薬剤や技術の研究を怠らないんですよ。
 
名高 息の合ったお二人なら、現場でのコンビネーションもさぞかしバッチリなのでしょうね!
 
松田(あ) ええ、私は体が小さいので狭いところや低いところ、乗ると壊れやすいところを担当し、夫は高いところの作業をするなど、上手に役割を分担しています。