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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

外国語教育に留まらない
自由な発想で事業を拡大

 

月に1度の座談会で若手の人材発掘

 
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タージン やはり、先代の社長の器の大きさを見習って、花房社長も新しいアイデアや意見をどんどん取り入れていらっしゃるのでしょうか。
 
花房 もちろんです。実は月に1回、各事業部から選出してもらった若手を7~8人集めてざっくばらんな座談会を行っているんです。彼らが考えていることや悩み、提案などを自由に話してもらい、私はひたすら聞いています。そして、最後に私が思ったことを話すという感じですね。
 
タージン 社長と若手社員の座談会なんて、風通しが良い会社だなぁ。若手からすれば、直接社長の思いに触れ、自分の考えを聞いてもらえるなんて最高の機会ですよね。
 
花房 弊社の組織はピラミッド型ではなく平らですからね(笑)。座談会は私の考え方や思考方法を伝える機会でもあるんです。例えば、言霊。人間には必ずネガティブな部分がありますが、それを口にせず、ポジティブな言葉だけを発することで思考も前向きになると思うんです。ですから、その言霊を大事にして思いを話すようにしていますね。
 
タージン 確かに、ポジティブな言葉を口にするよう意識すると、その言葉が背中を押してくれることってありますよね。
 
花房 そうですよね。私は自分と同じように型破りな人材を求めているんです(笑)。座談会はそういう人材発掘の場でもあるんですよ。ですから、たとえ語学に関係のないアイデアだったとしても、おもしろそうな提案ならどんどん採用し、自由に実行してもらいたいと考えています。実は今、まさにそういう人材を発掘し、新事業を立ち上げたところなんです。
 
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VRを体験中のタージンさん
タージン それは気になります! 詳しく教えてください。
 
花房 20代の若手社員3名が企画から開発、営業まですべてを自分たちで自由に行っている事業です。内容をわかりやすく言うと、VRの中でアメリカのカフェや博物館などに行き、そこにいる人々と英語で話すというものです。実際に試してみませんか。
 
タージン これを目に当てるんですね。おーっ! 360度、風景が広がっている! 今は博物館の中にいます。レバーを操作すれば歩けるし、視点も切り替えられるのか。リアリティがすごい! VRを活用して英会話を学ぶというのは、斬新なアイデアですねぇ。
 
花房 ありがとうございます。このように、今後はデジタルトランスフォーメーションにも力を入れていこうと思っています。ただ、教育というのは基本的にアナログで行うものですから、その部分も大切にしつつ、デジタルとバランス良く融合したサービスを生み出していきたいですね。きっとその先でさらに、新しい何かが生まれると信じています。