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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

鉄筋工事に誇りを持ち
後進の育成にも注力!

 

建造物の強度を保つための重要な仕事

 
 鉄筋工事とは、その名の通り鉄筋コンクリート造の建物の基礎をつくる工事ですよね。
 
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堀越 おっしゃる通りです。まさに建物の骨組みに当たるもので、特にマンションやビルといった大きな建物をつくる際には、その規模に見合った強固な骨組みが求められるんですよ。それによって、地震などの災害による被害を抑えたり、建物自体の重量を支えたりする重要な役割を果たすわけです。そのような鉄筋による骨組みは、建物の完成時にはコンクリートに覆われるため外部から目にする機会はほとんどありません。しかし、その建物の強度を保つためにも、見えないからといって決して手を抜いてはならない、大事な仕事であると考えています。
 
 なるほど。いかに重要な工事なのかがわかりますね。堀越社長が心から鉄筋工事の仕事に誇りをもっておられることが伝わってきます。これまでのキャリアの中で、相応のスキルも身に付けてこられたのではないですか?
 
堀越 そうですね。私は常日頃から自分自身の能力の限界を超え、成長し続けることを仕事のモチベーションにしているんですよ。そのため、スキルアップにも積極的に取り組んでおり、一級鉄筋施工技能士や登録鉄筋基幹技能者という資格も取得しました。
 
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 登録鉄筋基幹技能者とは初めて耳にしますね。どのような資格なのか教えてください。
 
堀越 国土交通大臣が登録した機関が実施する登録基幹技能者講習の修了者に与えられる資格です。登録基幹技能者は、建物の形状や環境的な影響など、さまざまな現場の状況に応じた施工方法の提案、職人の配置や作業方法の伝達・指導、元請け業者や内装工事などの別の工程を担当する業者との連絡・調整といった、いわば現場全体の作業が効率的に進められるようマネジメントする役割を担います。また、国や自治体が行う公共工事にも携わることができるんです。
 
 現場全体を見渡して適切に管理するとなると、全体の作業の流れを把握するだけでなく各工程の作業内容を熟知するなど、豊富な知識や技術力も求められますよね。そんな重要なポジションを任せられているとは素晴らしいですよ。そこに行きつくまでに、堀越社長がどのような経験を積んでこられたのかも気になりますね。