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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

コロナ禍でも過去最高益
生産面も充実の鉄鋼商社

 

運動と美食が仕事のエネルギー源

 
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八木 英保社長がどのような人なのか、気になる方も多いと思います。趣味はゴルフとおっしゃっていましたよね。まだ続けていますか?
 
英保 もちろんです。ただコロナ禍では自粛して、代わりにパーソナルトレーニングを始めました。体型を絞ることができましたし、トレーニングで自分を追い込むことで、多少のことにも耐えられるようなメンタルも身に付いたと感じます。
 
八木 トレーニングは健康にも良いですし、病気になりにくい体になれば仕事にもいっそう集中できますよね。ほかにも趣味があれば教えてください。
 
英保 おいしいものを食べることも好きですね。岐阜県や滋賀県にも通っているお店がありますし、遠方まで足を運ぶことも珍しくありません。
 
八木 なんと、美食家の一面もお持ちでしたか。“食”は生きるためのエネルギーになるのはもちろん、次の仕事に向かうときに頑張るモチベーションにもなりますよね。また、いろんな人とのコミュニケーションを取る機会にもなると思います。それだけに、英保社長が食にこだわるというのも納得ですね。
 
 

ピンチをチャンスに変える、水面下での準備

 
八木 外出自粛でゴルフができなくなった代わりにパーソナルトレーニングを始めるなど、英保社長はコロナ禍でもできることは何かと考えながら行動されていますね。
 
英保 そうですね。みんなが動かないときに活動するのが、ビジネスでも大事ですからね。だからこの2年間も、安全を最優先に考えながら、積極的に行動してきました。
 
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八木 会社の命運を握るのは、やはりトップの判断ですよね。そのトップが及び腰になるのか、はたまたビジネスチャンスを探し、先を見越して行動するのか。その違いは大きいと思います。
 
英保 私は、世の中は12年周期で変わると考えています。だから、コロナが流行する前から、「何かしら悪いことが起きるのではないか」と考えて準備してきたんです。つまり、コロナ前から種を蒔いてきたわけなんですよ。確かに自粛期間中は停滞した活動もあります。しかし種蒔きをしていた分、芽吹いてきたことも多いですね。例えば、収束の兆しが見えてきた時期から、小野工場への見学依頼が殺到しています。
 
八木 水面下で準備してきたことが、今まさに花になって咲き始めているということですね。