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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全国でも珍しい専門家が
ロッカーの常識を変える

 

人や施設、地域で異なるロッカーへのニーズ

 
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駒田 齊藤社長は、この業界に入って長いのですか?
 
齊藤 業界歴は今年2021年で、もう18年になりますね。プラロッカーの取り扱いを始める以前より、スチール製や木製のロッカーのオーダーメイド販売を手がけてきました。
 
駒田 ロッカーにオーダーメイドってあるのも知りませんでした。
 
齊藤 一般的に使われている既製品のロッカーだと、色や形が決まっています。施設の内装にこだわりたいと考えるスポーツクラブやスイミングクラブは多いので、オーダーメイドでは扉の色を内装に合わせるなど、ご要望に応じたロッカーをつくるんですよ。
 
駒田 ということは、約20年のキャリアの中で、齊藤社長はさまざまな現場を経験してきたわけですね。
 
齊藤 はい。日本全国にお客様がおられますからね。各地を巡ってきた中で感じたのは、人それぞれロッカーの使い方が違うんだということでした。
 
駒田 それは興味深いです。確かに、公共のものだと扱い方が雑になりがちな人もいますしね。
 
齊藤 確かに破損事例は多いですね。キーの摩耗によるトラブルを防ぐためにも、定期的なメンテナンスは必要です。あとは、お子さんがロッカーによじ登るというのも、この業界のあるあるでしょう(笑)。だから、児童が利用する施設では、特に安全面に配慮しなければいけません。
 
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駒田 その点、プラロッカーはスチール製よりも怪我をする可能性が低そうです。しかし、人だけでなく施設によっても、ロッカーに求められるものが違うんだなぁ。
 
齊藤 地域ごとの特性もありますよ。例えば沖縄では高さのあるタイプは好まれなかったり、海に近いので塩害に強いロッカーが求められたりします。反対に雪の多い東北地方などでは、長靴の収納スペースを設けたり、融雪剤によるサビの対策も考慮したりしなければいけません。
 
駒田 私は今までロッカーはどれも同じと思っていましたが、違うんだ! たかがロッカーと軽んじず、設置の際は専門家に任せるといいですね。