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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

不動産業の経験を活かし 躍進する解体工事会社
横浜総合建設株式会社 代表取締役 安西伸司

 
プロフィール 神奈川県横浜市出身。建築デザイナーを目指し専門学校を卒業。設計会社だと思い不動産会社に就職し20年営業職を勤め上げる。その後、解体工事会社の不動産部に誘いを受け3年間従事。退職後、元上司から解体の見積を頼まれ、知人の解体業者に見積を依頼した。それを機に、その会社で解体の営業を5年勤める。豊富な営業経験も活かし2009年に横浜総合建設(株)を設立。帝国データバンク調べでは、解体工事の売上高で神奈川県内1位を達成している。【ホームページ
 
 
 
神奈川県横浜市を拠点に解体工事業を営む横浜総合建設株式会社は、解体工事の売上高で県内ナンバーワンを誇る企業だ。そして、同社の代表取締役である安西伸司氏は、もともと解体工事を行っていた職人ではなく、不動産会社で営業職として長く活躍していたという異色の経歴の持ち主である。そんな安西社長が率いる横浜総合建設とはどのような会社なのか。安西社長が抱く仕事への思いを聞くとともに、その秘密に迫った。
 
 
 

不動産の営業職から解体工事業の経営者へ

 
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インタビュアー 駒田徳広(野球解説者)
駒田 本日は神奈川県横浜市で解体工事業を手がける、横浜総合建設株式会社さんにお邪魔しています。安西社長は、一般的な解体業者の方とは異なる珍しいご経歴をお持ちだそうですね。
 
安西 はい。私はもともと解体業を専門にしていたわけではなく、不動産会社で営業職を勤めていました。しかも、その不動産の営業という仕事も最初はまったくやるつもりがなかったのです。高校卒業後、建築デザイナーになりたいと思い専門学校に通っていました。求人広告を見た際に設計やデザインの仕事だと思い込んで入社したのが不動産会社だったのですよ(笑)。
 
駒田 最初は勘違いからだったのですか! 
 
安西 そうなんです。後々設計の仕事をするためにも不動産の営業を経験した方が役立つと思い、結局、その不動産の営業を20年ほど勤めましたね。そんな中、解体業者を経営している方がいまして、その会社で建売住宅の部署を立ち上げたいからうちの会社で一緒に仕事をしないかと誘われ転職したんです。そこで3年ほど勤務したのち、あるきっかけで解体工事の会社に勤務することになり、その後解体工事会社を設立し、独立しました。ただ、独立するまでにも、思いもしなかったさまざまな偶然が多く重なりましてね。
 
駒田 ほう、それは興味深いですね。独立なさるまでにどんな経緯があったのか詳しくお聞きしていきたいと思います!