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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

技術職専門の業務請負で
自分らしい働き方を実現

 

業務請負でコストダウンを実現

 
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狩野 松江社長も野球をなさっていたんですね! どおりで松江社長はスーツがよく似合う体格の良さだと思っていましたよ(笑)。しかも、阪神タイガースの選手ともチームメートだったとは、とても親近感が湧きますね。それにしても、2万人以上も面接してこられたとは驚くべき人数です! そうした幾多の面接の中で、松江社長はどのような点に注意してこられましたか?
 
松江 面接では求職者のスキルや希望する内容を、しっかりとお聞きすることを心がけてきました。求職者の方は、自分に合った働き方を求める方もいれば、実績やスキルに見合った待遇やさらなるスキルアップの場など、求めるものが一人ひとり違います。また、クライアント様も1社ごとに異なる社風をお持ちです。そのため、条件にぴったりと合う職場を紹介するためには、それぞれのご要望をきちんと把握することが最も重要になります。
 
狩野 そうして多くの面接を重ねることで、現在につながるノウハウを培ってきたんですね。ところで、人材派遣や業務請負といったサービスは、労働者派遣法の改正など法律が頻繁に変わることが多々ありますし、ご苦労も多い業界のように感じます。
 
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松江 確かにそうですね。法改正の影響もあり、大手企業による中小企業の吸収や合併が相次ぐなど、業界の再編が進んでいます。その中で、弊社はエンジニアや技術職の業務請負に特化することで独自性を確立しました。その結果、おかげさまで業績も向上しています。特に最近は、新型コロナウイルスの影響で研究開発職の需要が増えていますので、弊社も優れた人材を確保し、クライアント様のご要望にお応えしたいと思います。
 
狩野 激動する業界の中でもしっかりと基盤を固め、事業を成長させているのは素晴らしいですね。技術系などの専門分野に特化しているということは、やはり松江社長ご自身も学生時代は理系分野を学んでこられたんでしょうか。
 
松江 いえ、それが実は根っからの文系なんですよ(笑)。でも、確かにそのような専門職の面接を行うためには、相応の知識が求められます。求職者のみなさんも、専門知識がない相手に面接されても困ってしまいますからね。そこで私は、4年ほどかけて研究開発の人材派遣事業、エンジニア分野を勉強してきました。おかげで、求職者の方から信用していただけるほどの知識は身に付いたと自負しています。
 
狩野 それはすごい! きっとその努力は、口で言うほど簡単ではなかったと思います。松江社長が、求職者の方がより良い環境で働けるよう頑張ってきた日々が目に浮かぶようですよ。