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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

孤独に苦しむ人たちを
電話と訪問でサポート

 

誰か来て、電話をかけてくれと思うように

 
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濱中 それだけつらい出来事が続くと、精神を病んでしまいますよね。
 
堀川 濱中さんのおっしゃるとおりです。私は悲しさと悔しさと腹立たしさのあまり、自分一人しかいない店内で急に叫び出すこともあるほど追い詰められました。そこで、意を決して精神科クリニックに足を運んだんです。
 
濱中 そこで暗闇から脱出することができたというわけですね。
 
堀川 それが違うんです。死にそうなので助けてほしいと駆け込んだクリニックで、医師は10分ほど診察し薬を処方してくれただけでした。当然それで良くなるはずもなく、どんどん症状が悪化して入院することなったんです。それから私は1日50錠の薬を飲むことに。余計に頭が回らなくなり、最もひどい状態のときは完全に家に引きこもってしまいました。日中は部屋から出られず、両親が寝た深夜になったら1階に降り、1日分の食べ物を持って部屋に戻るという生活しかできなくなったんです。
 
濱中 そうだったのですね・・・。そのような毎日では、ますます症状が悪化するばかりでは?
 
堀川 そうなんです。残念ながら、話を聞いてほしいと思っている人を目の前にして、ただ薬を処方するだけの医院もあるのが日本の精神医療の現状なんですよ。そして私は、この部屋に閉じこもりながら「生きることに意味があるのか」「もう死んだほうがいい」と考えるようになりました。あまりにも考えすぎて脳が疲れると、今度は寂しさで一杯になって心が潰され始め、孤独感に襲われるんですよ。
 
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濱中 私も現役時代は怪我ばかりして、本来、それで終わるはずだった2回目の手術のときに「肩に埋めたボルトが飛び散ってしまった。3回目の手術が必要だ」と言われたんですよ。この瞬間、もう野球を続けるのは無理だと絶望してしまいました。とりあえず手術はしたものの、退院後は自暴自棄になり練習にも行かなくなってしまったんです。
 
堀川 その暗闇から、濱中さんはどのように抜け出したのでしょう。
 
濱中 ファンからいただいた寄せ書きに励まされました。「もう一度、甲子園に戻ってください」というたくさんの温かいメッセージを見て、「自分は何をしているんだ」と涙があふれ立ち直ることができたんです。
 
 
 
 

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