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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

成長著しい物流業界の要
良質のドライバーを育成

 

暮らしに必要不可欠な物流サービス

 
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宮地 私自身がひんぱんに通販を利用していることもあって、物流の業界に興味があります。業界全体的に、かなり成長しているのではないですか?
 
北村 確かに急成長しましたね。やはりネットの影響が大きいです。ECサイトいわゆるEコマースサイトが普及して、18兆円の売り上げを誇る市場になりました。さらに現在はスマホから買い物ができるMコマースが普及し、モバイルを利用するお客様が急激に増えています。そして、今後は音声でスピーディに注文できるVコマースも勢いづくはずです。一度、商品を買うと次回からコンピューター側が「この間の商品を注文しますか?」と聞いてくれるので買い物が非常に楽なんですよ。お客様が商品を注文するための手間が省けるほど、配送のニーズも高まります。
 
宮地 声だけですぐに買い物ができるなんて、技術の進歩がすごいです! でも実際はコンピューター頼みでなく、ドライバーの方が地道に頑張ってくれるから、商品がきちんと手元に届くんですよね。本当に助かります。物流のサービスは暮らしの中でなくてはならないものだと思います。北村社長は、物流の仕事に携わってもう長いのでしょうか?
 
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北村 実は、2020年で4年目なんです。それなのに、もう自分で運送会社を経営しています(笑)。もともと私はアサヒビールで営業職に就いており、知人が運送会社を立ち上げたのを機にこの業界に入りました。仕事は同じ営業職だったものの、業界についてはよく知らず、いろいろと勉強しましたね。その後、1年ぐらいたって知人の会社が無事に軌道に乗った頃、私も独立を視野に入れ始めたんです。
 
宮地 営業の仕事をなさっていたんですね。実は、ドライバーの方といえば職人気質であまりお話をされないイメージがありました。でも、北村社長はとても気さくで、営業職と聞いて納得です。ほかの業界や職種で働いていた経験が、今の仕事に役立っていると感じることはありますか?
 
北村 ありますね。ほかの業種を経験したことは大きいと思います。営業をしていたとき、会社が大手だったこともあり、社内外でさまざまな人に出会い、人に対する考え方を養いました。他業界からの転身は私にとってはよいことでした。