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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

繊細な子も安心の環境 猫に特化した動物病院
横浜ねこ病院/おかにわ動物病院 院長 岡庭明彦

 
プロフィール 神奈川県出身。1984年に東京農工大学獣医学科を卒業。豚の獣医として全国農業協同組合連合会に約8年勤務した。1994年に茨城県水戸市でおかにわ動物病院を設立。2006年には分院として横浜ねこ病院を開設した。両院とも「猫に優しい動物病院の“道しるべ”」として、国際基準であるCFC(Cat Friendly Clinic)に認定されている。【ホームページ
 
 
 
外出用のケージを出しただけで隠れてしまうほど、猫はデリケートな生き物だ。猫を飼っている人には、心当たりのある方も多いだろう。そんな猫が、少しでも安心して通えるようにと考えてつくられた病院が、神奈川県の横浜ねこ病院。全国でも珍しい、猫にまつわるあらゆる悩みをトータルに対応できる完結型の動物病院だ。院長の岡庭明彦氏に、芸能界きっての猫好きとして知られる、女優の川上麻衣子氏が話を聞いた。
 
 
 

全国でも希少な猫に特化した動物病院

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 神奈川県横浜市の、横浜ねこ病院さん。全国でもかなり珍しい猫専門の動物病院ということで、大の猫好きの私はとても楽しみにしてきたんですよ!
 
岡庭 猫にまつわるあらゆるお悩みに、トータルに対応する完結型の動物病院です。茨城県の水戸にある本院、おかにわ動物病院も、犬と猫で入り口や待合室、診察室を分けています。その発展型としてオープンしたのが、この横浜ねこ病院なんです。
 
川上 猫と犬で空間を分け、さらに、猫に特化した病院をオープンなさった理由とは?
 
岡庭 やはり、猫に安心して通院してもらいたいですからね。ほかの動物の鳴き声や匂いに敏感な猫は少なくありません。そのストレスが怪我や病気の治療に影響を及ぼすこともあります。とはいえ、開業当初は一般的な動物病院を運営していたんですよ。たまたま隣接の土地が開き、増築する機会を得たため、思い切ってセパレートにしました。土地が手に入りにくい都心部では、まず難しかったでしょうね。
 
川上 デリケートな生き物だからこそ、少しでもストレスの原因となる要素を取り除いてあげたいと。とても共感できます!