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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

信頼の新車・中古車販売
保険相談もワンストップ

 

長年の高級車ディーラー経験のすべてを今に

 
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八木 大家社長はこれまで車業界一筋なんですか? 私はよく車の修理をしてもらっている業者の方とお話ししていまして。大家社長の話しぶりを聞いていると、ベテランに共通した安心感があります。
 
大家 ありがとうございます。私は車業界一筋で、業界歴は30年ほどになります。ただ、ずっと営業として生きてきたにも関わらず、喋るのが得意ではないんです。立板に水のセールストークができれば、もっとたくさん売ることもできたのでしょうけど(笑)。
 
八木 ええっ!? 喋るのが苦手とは信じられないですね。聞く人に伝わりやすい話し方だと思いますよ。売ることばかりでなく、大家社長ご自身も根っからの車好きなのだと伝わってきます。
 
大家 車は若い頃からの一番の趣味です。最初の1台は、学生のときに手に入れたBMW。こう言うと驚く方もいらっしゃいますね。周りに裕福な友達が多かったので同じような気分になって、一生懸命アルバイトして買ったんですよ(笑)。
 
八木 自分の趣味趣向に対しても、周囲の人が及ぼす影響は大きいですからね。そうして好きが高じてディーラーになられたわけだ。
 
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大家 ええ。BMWの正規ディーラーに10数年勤務した後、縁あってメルセデスのディーラーに移籍しました。毎日お客様と接する中で、コミュニケーションの機微や自動車販売のイロハを学ばせていただきまして。大変ありがたいことに、独立してからお付き合いのあるお客様の多くは、ディーラー時代に知り合った方々なんです。それこそ30年近く前から変わらずお声をかけてくださる方もいて、とても恵まれていると思いますね。
 
八木 30年ですか! それはすごい。大家社長がお客さんから信頼されていることがよくわかるエピソードですね。ところで、ディーラーとして充実した日々を送られていたであろう大家社長が、組織を離れて開業しようと思われたきっかけは何だったのでしょう?
 
大家 私は電話一本でお客様のところへ出向いて、どんなご相談にもできる限り応えるという仕事のあり方に深く馴染んでいました。しかし、経験を積むと共に年齢も上がっていくと、次第に営業の前線に立つよりもマネジメントを任される立場になっていきまして。お客様と直に関わる機会が少なくなってしまったんです。長くお世話になっているお客様への感謝と、もっとお役に立ちたいという強い気持ちから、そこにジレンマが生じました。それまでどおりのスタイルで仕事を続けるために、独立という道を選んだのです。