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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安心・安全を搭載し
快適なバス旅行!

 

普段の積み重ねが結果につながる

 
前園 そんな中、御社ではどういった差別化を図っているのですか。
 
石井 先ほどご紹介した安全性評価認定制度への取り組みや設備の充実に加え、ドライバーの接客スキルの向上も図っています。
 
前園 お言葉ですが、大型車のドライバーはある意味「職人」と言えますよね。中には乗客の方とのコミュニケーションが苦手な人もいるのでは?
 
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石井 確かに、そういう印象を受けてしまう従業員もいるかもしれません。ただ、挨拶をきちんとする、お客様の荷物を大切に扱うといった基本を心がけるだけでも、お客様への印象はだいぶ変わるもの。ですから、接客レベルの向上を常に図り、乗客の皆様に快適にお過ごしいただけるサービスができるように教育しています。また、運行管理者には出発前の点呼の時、健康チェックも兼ねてドライバーと世間話をさせるようにしているんです。そうやってコミュニケーションの訓練をしておけば、接客対応もスムーズにできるようになってくるものですよ。要は、日々の積み重ねが大事なのだと思います。
 
前園 ドライバーの方々も安全に配慮するためにいろいろと気を配る必要があるだろうし、大変なお仕事ですよね。
 
石井 その通りです。私には現場経験があるから、ドライバーの不満も納得ができます。運行管理者には、現場サイドで起こる運行上の問題点や車両管理の問題など、ドライバーが業務遂行時に起こり得る、様々な問題で戸惑いや不満が出ないよう気遣いと配慮のある、レベルの高い管理ができるように指導しています。お客様だけでなく、社内でのコミュニケーションも密にしておけば、ドライバーの性格や能力に応じた仕事の割り振りができますし、理念を共有して同じ方向を見て仕事ができますからね。
 
前園 サッカーも同じで、普段のコミュニケーションの密度が試合に現れます。練習から選手同士がまとまっていれば、大きな結果を残すことができる。例えば、アトランタ五輪のサッカーU23日本代表として僕らが成し遂げた「マイアミの奇跡」のように。あれはブラジルに勝つため、全選手のベクトルが同じ方向に向いていたからこそ成し得た勝利です。会社経営もきっと同じなんでしょうね。
 
石井 そうですね。今後も一つひとつの運行・出会いを大切にしながら、安全かつ便利で、快適にお過ごしいただくためのサービス提供をしていきます。また、従業員が楽しく仕事ができる環境づくりだけでなく、業界全体の発展も考えて事業を展開したいですね。公共の福祉を増進するのが当社の社会的使命と考え、仕事に取り組んでいきます! 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事は毎日の積み重ね。ですから、大きなことを成し遂げるためには、小さなことを積み重ねることが大事です。目の前にある、一つひとつの仕事を楽しんでいれば、それが周囲のスタッフやお客様にも伝わり、やがては大きな楽しみにつながっていくのだと思います。
(石井誠)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 東京遊覧観光バス株式会社
 ■ 本社 〒133-0057 東京都江戸川区西小岩2-8-14
 ■ 事業内容 一般貸切旅客自動車運送事業
 ■ 設立 平成24年4月
 ■ 従業員数 20名
 ■ 主な取引先 JTBグループ/近畿日本ツーリスト株式会社
 ■ ホームページ http://tokyoyuran-bus.com/