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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 広島県出身。大学在学中に司法書士の資格を取得。司法書士事務所に就職したが、夫のMBA取得のため、共に渡米した。2年間の海外生活を経た帰国後も、子育てをしながら再び司法書士の仕事に携わる。業界のPRに積極的に取り組む他、2010年には弁護士や税理士など士業者が連携して企業を支援する 「リーガルタッグファイブ」 を立ち上げた。2013年、司法書士合同 新綜合渋谷事務所を設立した。【ブログ
 
 
 
日本企業の大半を占める中小企業。経営者は少ない人員でやり繰りしつつ、多忙な日々を送る。会社経営に必要なのが、法律を遵守した多くの書類作成。その業務に携わるのが、司法書士らの士業だ。自ら事務所を起業すると同時に、同じ国家資格を持つ仲間と連携しながら、中小企業をサポートしている松本かずえ所長。海外生活で広げた世界観と、家庭との両立で磨かれた感性をもとに、女性らしい社会貢献を目指す。
 
 
 

海外生活の経験で世界が広がる

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 松本所長は司法書士として長いキャリアをお持ちだそうですね。独立までの歩みをお聞かせください。
 
松本 長く続けられる仕事を、と思って、大学在学中に資格を取りました。結婚後も司法書士の事務所に勤めていたんですが、夫のMBA取得のため渡米することになったので、私も子供を連れてアメリカに行ったんです。
 
杉田 海外で育児もご経験され、得たものは多かったのでは?
 
松本 そうですね、自分の世界が広がりましたよ。子供を日本流で厳しくしつけても、アメリカで通用するとは限りませんよね。日本にいた頃は育児に妙な思い込みやプレッシャーもあったのですが、気持ちがずいぶん楽になったんです。
 
杉田 実は私の母は満州育ちで、発想も大陸的な人です。私が今、芸能界の垣根を越えて仕事をこなしているのも、母に受けた影響かなと思っています。
 
松本 私も、海外生活が良い転機になりました。この経験が、今の経営者としての自分にも活きていると思っています。