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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

NEVER GIVE UP!
夢に向けて走るカートショップ

 

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ローズ
 素晴らしいですね。経営はカートのような練習や走りこみができないのに、どんな秘訣があるのですか?
 
伊勢田 どこのショップも大抵はチームを持っていて、大きな大会があればスタッフ総出で出掛けますが、当ショップは例え大会当日でも必ず店番を置いてレースに出かけます。地元で走る一般の愛好者を大切にしているわけです。頂点を極めることも大事ですが、モータースポーツの発展のためにも、趣味でカートをされている一般のファン層を大事にしていきたいと考えています。
 
 

「SPIRIT MTS」
高木虎之介監督のレーシングチーム

 
ローズ アマチュアや趣味で続けるうちに本気でプロを目指すようになる人たちも、中にはいますか?
 
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伊勢田 もちろんです。そんな人たちのために、当ショップでも2009年からカートのチーム 「SPIRIT MTS」 を結成し、高木虎之介選手に監督になっていただいて、全日本選手権クラスで闘っています。そうすると、さすがに元F‐1レーサーですよね、サーキットでの練習が 「高木虎之介ジュニアスクール」 みたいな感じになって(笑)、大いに盛り上がっています。こんなふうに説得力のある取り組みを通じて、一人でも多くの子供たちがカートに興味を持ち、優秀な選手が育ってくれれば嬉しいですよね。
 
ローズ 走るコースが違っても、まだ伊勢田社長は、自分の理想に向かうレースを走り続けているんですね。
 
伊勢田 サーキットに自分の汗と涙を吸い込ませた者には、次の挑戦者を育てる義務があると思うんですよ。ヨーロッパではレーシングカートの位置づけが高くて、カートで2~3年揉まれるとF-1デビューも夢ではありませんが、日本では、フォーミュラカーとカートは別物という認識しか持たれていません。この現状も変えていかないと。
 これからも 「ガレージC」 は、一人でも多くの人にレーシングカートの魅力を伝えていくべく、また、優秀なプロレーサーを世界に送り出すチームとして、全力疾走を続けていきます。応援してください!
 
 
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 株式会社 ガレージC
 ■ 本社 〒353-0001 埼玉県志木市上宗岡3-7-17
 ■ 事業内容 レーシングカートの販売/チューンアップ/メンテナンス       
サーキットでのカートレンタル       
レーシングチーム「ガレージC」の運営
 ■ 設立 平成18年 7月
 ■ 従業員数 4名
 ■ 主な取引先 ヤマハ発動機株式会社/ブリジストンモーターサイクルタイヤ株式会社/び有限会社ビレル パシフィック/住友ゴム工業株式会社(ダンロップ)
 ■ URL http://www.garage-chabatake.com/