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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

信頼で顧客を広げる 不動産事業の風雲児
やまだ不動産株式会社 代表取締役 山田楓真

 
プロフィール 大阪府吹田市出身。大学卒業後、大手不動産会社に勤務し、仲介業のノウハウを習得する。独立を見据え、中小の不動産会社に転職。信頼を積み重ねる中小独自の商売の基礎を学び、2025年にやまだ不動産(株)を設立した。顧客は紹介のみによるという、不動産業界の固定観念を覆す独自の営業スタイルを確立。取り扱う案件も、戸建てやマンションのみならず事業用用地や一棟マンションなど幅広い。
 
 
 
大手不動産会社には、次から次へと新規顧客からの問い合わせが入るため、どうしても一つひとつの案件に対して、割けるリソースが限られるケースもある。そのような大手の弱点を中小ならではのサービスで強みに変えているのが、山田楓真代表取締役率いる、やまだ不動産株式会社だ。徹底的な顧客ファーストを掲げ、一人ひとりに真摯に向き合うスタイルで躍進している。若さと情熱を武器に、保守的な不動産業界に風穴を開ける時代の先駆者にお話をうかがった。
 
 
 

路面店を構える必要のない不動産会社

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 大阪府吹田市を拠点に不動産の売買や賃貸の仲介業を行っておられる、やまだ不動産株式会社さん。不動産屋さんというと、路面にお店を構えていてウィンドウに物件紹介がびっしり貼られている・・・そんなイメージがあります。でも、こちらは3階に事務所を構えていらっしゃるんですね。
 
山田 はい。実は弊社のお客様は100%と言っていいほどご紹介でいらっしゃるんです。だから、路面店を構える必要がないんですよ。
 
今岡 紹介だけで事業が成り立つとは、すごい信頼関係ですね。
 
山田 大手だと、新規のお客様を次々に獲得して多くの案件を取り扱わなければなりません。でも我々のような中小企業は、一つひとつの案件で信頼を積み重ねていき、次の商売につなげていくということを大切にするんです。だから正直、あまり店舗の場所は関係ないんですよ(笑)。
 
今岡 固定観念にとらわれないスタイルが、オフィスの選び方にも現れているのがわかりますよ。