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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ITとAIで未来を創造
地域にワクワクを届ける

 

第二の故郷への恩返しとして起業を決意

 
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クリス 寺尾代表が独立を決意された経緯についてもお聞かせください。
 
寺尾 私は長年、大手の総合電機メーカーで働いてきました。1990年に入社してから34年間にわたって業務用コンピューターの設計や、商品企画、マーケティングなど、テクノロジーの最前線で仕事をしてきたんです。その中で培ってきた経験やノウハウを、次は誰かの役に立てたい、特にこの秦野市に貢献したいと思うようになりました。
 
クリス それは素晴らしいですね! でも、寺尾代表は宮崎県のご出身だとお聞きしました。秦野市で起業なさったのはどのような思いがあったのでしょうか?
 
寺尾 就職をきっかけに秦野市に移り住んでから30年以上が経ち、今では生まれ故郷よりも長く過ごしています。だからこそ、この地に貢献したいという思いが強かったんですよ。
 
クリス なるほど。寺尾代表にとって秦野市は第二の故郷というわけですね。
 
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寺尾 そうなんです。定年を迎える前にこれからの人生をどのように生きるか考え、組織に属するよりも、自分の手で何かを始めてみたいと思いました。私一人の力では、大きなことを成し遂げたり、日本全体を動かしたりすることはできませんが、身近な地域の方々の幸せを大切にしたいと考えたんです。そのためには、まずは地域を支える企業のみなさんがITを活用し、日々の仕事が楽になったり、夢が形になったりして、楽しく暮らしてほしいと思っているんです。そうした“ワクワク感”を地域にもたらせたら、自分にできる一番の社会貢献ですね。
 
クリス 地域をワクワクさせたいというのも、とても素敵なビジョンだと思います。
 
寺尾 ありがとうございます。実は「チワワテクノロジーズ」という屋号も、「チイキにワクワクを」届けたいという思いを込めて、「チワワ」と名付けました。テクノロジーというと、冷たくて難しい印象を持つ方も多いと思います。でも私は、より身近で温かいものにしていきたいんですよ。
 
クリス そう考えると、DXやAIの導入も“地域に優しいテクノロジー”に感じられますね!