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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若き匠が運営する工務店
挑戦志向のリフォーム

 

次世代の育成にも尽力し、業務拡大を目指す

 
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八重樫 福田社長の職人技を研ぎ澄ましていく探求心は、ボクシングにも共通している気がします。淡々と修練する難しさを克服した末に、プロとして頭角を現せる。大工もボクサーも、そういうストイックな世界ではないでしょうか。
 
福田 実は、私もプロボクサーだったんです(笑)。建築以外のことをやったことがなかったので、やってみたくて、この仕事と二足の草鞋でライセンスを取り、プロの試合にも出場していました。コロナ禍前の敗戦をきっかけに2019年に引退したんです。
 
八重樫 そうだったんですね! 福田社長の大工としてのストイックさにも納得だ(笑)。私が引退したのは2020年なので、時期も被っているなぁ。ご縁を感じます。
 
福田 僭越ながら同感です。ボクシングジムで知り合った方がお客様になったこともあるなど、本気で一生懸命やった経験は必ずどこかで自分を支えてくれています。一期一会と言いますか、人とのつながりやご縁を大事に、恩返しも込めて事業を進めていきたいです。
 
八重樫 福田社長の実直で真摯な人間味が伝わってきますよ。ところで、福田工務店さんの強みはどこにあると考えていますか?
 
福田 大工として努力を積んできている自負はあるので、技術力の高さが一番の強みです。何事もやり始めたものは中途半端にしない、やりきる姿勢で皆様にご納得いただけるよう丁寧な施工に取り組んでいます。お客様のライフスタイルを考慮し、工事依頼に至った理由も配慮しながら、最善の工事を心がけています。
 
八重樫 顧客のライフスタイルに合わせた工事ですか。若い福田社長ならではのセンスも大きな強みになりそうだ。大工職人には、やはり高齢者の方が多いわけでしょう。どうしても、依頼主とのジェネレーションギャップが発生しがちなのでは?
 
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福田 そうなんですよ。日本の大工職人は30代以下が3割と言われています。これまでの弟子制度ではなく、新しい発想が必要な時期かもしれません。私は出身でもある川崎高等職業訓練校で実技講師もしていて、業界の人材育成には強い危機感を抱いている1人です。弊社も今は父と2名体制ですから、若いメンバーを入れ、この仕事のやりがいや楽しさを広めていきたいです。
 
八重樫 人手不足の業界で講師を務めておられるからこそ、次世代が吸収しやすい環境もつくれるはず。福田社長の生き様には余計な言葉は不要と言いますか、背中を見ていれば仕事を楽しみ、常に挑戦しているスタンスが伝わってきます。次世代の人たちも、自然と付いて行きたくなりますよ。これからも親子鷹で地域の住まいに向き合い、今まで以上にチャレンジングに頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
挑戦すること。これは、私にとって人生のテーマでもあります。
(福田康輔)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社福田工務店
■ 本社 〒230-0001 神奈川県横浜市鶴見区矢向6-17-5
■ 事業内容 大工・内装・屋根修繕・外壁修繕工事
■ 設立 令和4年5月
■ 従業員数 1名
■ 主な取引先 個人顧客
■ ホームページ https://www.fukuda-r3.com