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スポーツ 上原浩治のTrust Pitch! vol.7 スタート! 上原浩治のTrust Pitch! ボストン・レッドソックス投手

スポーツ
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 こんにちは、上原浩治です。
 
 
 
 いやー、久しぶりのコラムだね。前回はシーズン終了後の感想を話しましたけど、時間が経つのは早いものですね。もうオープン戦の季節ですよ。レンジャーズがキャンプを張ったのは、アリゾナ州・サプライズ。傘下のマイナーチームの本拠地でもあります。
 サプライズという地名は、日本ではあまり知られていなかったですよね。でも今年は違うんじゃないでしょうか。そう、ヤツのおかげで・・・。
 皆が皆、気になっていることでしょうから、もう話しちゃおう、ダルビッシュのこと(笑)。
 
 

順応さえできれば、やれるヤツ

 
 ダルビッシュ、ぼくから見ても体がでかい!ヤツはやるよ! あいつは、すげーよ!
 
 ぼくとダルは、日本ではリーグもチームも違いましたが、五輪代表でのチームメイト。その時から感じていましたけど、彼はとにかくきっちり練習をするし、野球に対して誰よりも熱心。ひとつひとつのボールもすごい。やっぱりすごいヤツはすごいんやな、って実感しましたよ(笑)。
 ダルをはじめ、今年も日本人選手が来るけど、海を渡ってやってきたとき、まず必要になるのが神経の図太さ。つまり、あれこれ考えてしまうような細いメンタルの持ち主だと、アメリカでは苦労してしまうと思うんですよ。日本みたいに、たとえば何か欲しいものがあったり足らないものがあったときに、コンビニに行けば何でもそろうような土地柄じゃない。「日本食じゃないとダメだ」 とかってなると、しんどいでしょうね。つまり、細かいことを気にしてたらキリがないんです。
 ダルビッシュはいい選手であることは間違いないので、そういう点でも、しっかりこっちに順応してくれると頼もしいですね。
 
 それにしても、よく考えたら、メジャーの1チームに日本人投手が3人もおるというのは驚きですよね。
 うちの投手陣は全体で30人くらいいて、サプライズではそのすべての投手たちがオープン戦に向けて調整してます。ということは、投手陣の10分の1が日本人。だからというわけじゃないけど、ぼくらも練習場とかではよくしゃべりますよ。ダルにはボールの握りの秘密を教えてもらったりね。知りたい? そりゃダルに悪いから書きません(笑)。
 
 
 
 

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