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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
2011年にJAXAを退職した山崎さん。現在は内閣府の宇宙政策委員会の委員として活動。また、一般社団法人Space Port Japanの代表理事を務めるほか、宇宙教育にも力を入れている。活動内容についてもお聞きした。
 
 

より多くの人が宇宙に行ける未来をつくる

 
近年、民間企業による宇宙開発も活発になってきています。日本の宇宙飛行士は未だ、アメリカのスペースシャトルを利用して宇宙に行ったり、ロシアの宇宙船に乗ったりするなど、自国の力のみで宇宙に行くことはできていません。でも、何十年後かの未来に、日本から直接宇宙にアクセスできるようなってほしいんです。そのための下地づくりをしています。
 
現在は宇宙教育にも力を入れています。日本各地の科学館で子どもたちに宇宙の話をしたり、学校で講演したりしているんです。もともと教師に憧れていたので、子どもたちに教えるのは楽しいですね。時には企業の方から訓練の様子や、宇宙飛行士の行うチームビルディングについて社員の方々に講演してほしいという依頼をいただくこともあります。
 
こうした活動を続けることで、たくさんの方が宇宙に行ける未来をつくりたいですね。将来の子どもたちが、宇宙をより身近に感じてくれると嬉しいです。そうした未来になった暁には、もちろん、私自身もまた宇宙に行きたいと思っていますよ!
 
 
<インタビュー・文 中野夢菜/写真 Nori/ヘアメイク 谷口友海>
 
 
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山崎直子(やまざき なおこ)
1970年生まれ 千葉県出身
 
学業修了後、NASDA(現・JAXA)に入社し、国際宇宙ステーション「きぼう」の開発業務に従事。1999年に宇宙飛行士候補者として選定され、2001年に宇宙飛行士に認定される。2010年にスペースシャトル「ディスカバリー号」によるミッションに参加。ロードマスターとして物資移送作業の指揮を執った。翌年JAXAを退職し、現在は一般社団法人Space Port Japanの代表理事を務めるほか、宇宙教育にも力を入れている。著書に『宇宙飛行士になる勉強法』(中央公論新社)、『なおこ、宇宙飛行士になる』(角川書店)などがある。
 
 
Twitter
https://twitter.com/astro_naoko
 
 
 
(取材:2019年4月)

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