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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

速読を軸にしたビジョントレーニング
見る力から競技の土台を育てる

 

子どもの“土台”を育てる指導

 
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村田 そこから、ご自身で“見え方”と向き合うようになったのですね。
 
多羅澤 大学に入ってから、コンタクトレンズの調整も含めて自分なりに試行錯誤しました。すると、少しずつボールとの距離感が自分の感覚と合うようになり、フライに対する怖さも薄れていったんです。その後、選手を引退して指導する立場になった時に、「自分は選手たちに何を伝えられるだろう」と考えました。技術ももちろん大切です。ただ、私自身が野球を続ける中で最も苦しんだのは、プレー中の“見え方”でした。その経験が、今の指導の原点になっています。
 
村田 ご自身が苦労されたからこそ、子どもたちの“見え方”にも目が向くのですね。実際には、どのようなトレーニングを行っているのでしょうか?
 
多羅澤 眼球運動や周辺視のほか、目と手を連動させるトレーニングなどを行っています。特に低学年の子どもたちは、自分の“見え方”や目の使い方を意識する機会があまりありません。競技レベルが上がると、自分なりに意識して取り組む選手もいますが、一般にはまだこれからの分野だと感じています。だからこそ、まずはそこに意識を向けてもらうことが大切だと思っています。
 
村田 フィジカルや技術だけでなく、その土台となる部分にも目を向けているわけですね。
 
多羅澤 そうですね。今はフィジカルを鍛えるトレーニングも重視されていますし、それ自体はとても大切です。一方で、目から入る情報を捉え、それを判断して体の動きにつなげることも、選手が力を発揮するための土台の一つだと私は考えています。その土台があったうえでフィジカルや技術を磨いていけば、本人が持っている力をより発揮しやすくなるのではないかと思うんです。
 
村田 こうした“見る力”は、スポーツ以外の場面でも役立つのでしょうか?
 
多羅澤 私は役立つと考えています。速読では、文字を一つずつ追うだけでなく、見る範囲を広げながら情報を捉える練習も行います。目から情報を受け取り、それをもとに考え、判断することは、スポーツに限らず、学習や日常生活にも共通することだと思います。
 
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