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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

速読を軸にしたビジョントレーニング
見る力から競技の土台を育てる

 

野球での苦労が指導の原点

 
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ビジョントレーニングに使用するさまざまな教材・用具
村田 速読とスポーツが、目から入る情報をどう受け取るかという部分でつながっているわけですね。ここでいう“見る力”は、視力表で測る視力を回復させるという意味とは違うんですよね。
 
多羅澤 はい。医療的な視力回復を目的とするものではありません。実際のプレーや日常生活の中で、目から入った情報をどう捉え、判断や動作につなげるか。そうした目の使い方に取り組むトレーニングです。
 
村田 現在はどのような方に指導されているのですか?
 
多羅澤 小学生から高校生が中心です。個人指導のほか、学校の部活動や少年野球、中学硬式野球のチームなどにうかがい、講座形式でも指導しています。中学校の野球部では、毎年声をかけていただき、継続してトレーニング講座を行っているところもあるんです。大学生のチームや社会人の方に関わる機会もあり、過去には独立リーグ所属のプロ野球選手を指導した経験もありますよ。
 
村田 野球に関わる機会が多いのは、多羅澤代表ご自身の経験も関係しているのでしょうか?
 
多羅澤 ええ。私自身、小学校からずっと野球を続けてきました。ただ、小学6年生の頃には視力が落ち、ボールが見えづらくなっていたんです。当時はキャッチャーをしていて、夕暮れ時に速い球を受けるのが怖いほどでした。中学から眼鏡をかけ、高校ではコンタクトレンズに替えましたが、その後も視力は落ちていき、0.1を切るようになりました。
 
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子どもたちを対象にしたセミナーの様子
村田 実際のプレーでは、どんなことに一番苦労されましたか?
 
多羅澤 特に苦労したのが、フライの捕球です。視力に合わせてコンタクトレンズを調整しても、グラウンドではボールとの距離や落下するスピードをうまく捉えられなかったんです。そのため、グラブを出すタイミングが遅れてしまうことが何度もあり、フライ自体が怖くなった時期もありました。当時は、プレー中の“見え方”に目を向けたり、目の使い方をトレーニングしたりする発想がありませんでしたから、どうすればいいのかわからないまま野球を続けていたんです。