インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
安井(克) 私は、15歳の頃から職人として働いてきました。経験を重ねる中で、職人の高齢化や後継者不足、雇用の不安定さといった業界の課題を強く感じるようになりました。そうした現状から、「職人に光を当てたい」「若い職人がもっと活躍できる環境をつくりたい」と考えるようになったんです。
安井(秀) 私はこれまで、複数のベンチャー企業の立ち上げや経営に携わってきました。地元を離れて仕事をしていましたが、いずれは一宮へ戻り、経営支援を通じて地域に貢献したいという思いが強くなりまして。そこで、息子が培ってきた職人の技術と、私の経営ノウハウを組み合わせ、2024年8月に当社を設立しました。
畑山 克嘉さんと秀暢社長、お二人の思いが重なり、新たな挑戦が始まったのですね。具体的には、どのようなサービスを提供されているのでしょうか?
安井(克) 当社では、リフォーム・住宅メンテナンス事業を中心に手がけています。部分的な補修から、ユニットバスやキッチンの交換、外壁やクロスの施工まで幅広く承っているんです。また、「おうちの御用聞き 家工房 一宮木曽川店」という別事業も展開しており、私が店長を務めています。この地域は高齢者が多いこともあり、電球の交換や草刈り、犬の散歩、買い物代行、お墓や神社の清掃など、暮らしのさまざまな困りごとに対応しているんですよ。ちょっとしたことでも気軽にご相談いただける存在となり、地域の方との信頼をさらに深めていきたいと思っています。
畑山 日常のちょっとしたお悩みまで相談できるのは、とてもありがたいですね。そうした身近な困りごとにも応えてくださるところに、地域密着ならではの強みを感じます。サービスを提供するうえでのポリシーについても、ぜひおうかがいしたいです。
対談中の安井克嘉氏(写真左)と安井秀暢代表取締役(写真中央)
畑山 そうしたサービスを支えているのは、現場で働く職人の皆さんですよね。
安井(克) そうですね。だからこそ、当社は職人が技術に見合った報酬を得られ、将来に希望を持って働ける仕組みが必要だと考えています。職人という仕事にもう一度光を当てる、建設業界の新しいあり方に挑戦していきたいですね。


