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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

空き家を街の未来へつなぐ 地域活性化に挑む建築士
株式会社M's Design 代表取締役 上嶋 雅也

空き家を街の未来へつなぐ
地域活性化に挑む建築士

株式会社M's Design

  • 代表取締役上嶋 雅也
 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 奈良県大和高田市を拠点に、住宅・店舗のリフォームやリノベーション、不動産活用まで幅広く手がける株式会社M's Design(エムズデザイン)さん。上嶋社長は業界一筋で約30年、設計のお仕事をされてきたそうですね。
 
上嶋 私は大和高田市の出身で、母方の家系が大工を営んでおりまして。祖父とおじさんも大工をしていたので、小さい頃から建築を身近に感じながら育ちました。その後、高校生の頃からデザインに興味を持つようになり、「建物をつくるだけでなく、空間をデザインする仕事がしたい」と思うようになったんです。卒業後は専門学校で建築デザインを学び、大阪府内の住宅会社で約10年間、設計の経験を積みました。
 
畑山 建築が生活の一部だった環境で育たれたんですね。その後もいろいろな経験を積まれたとうかがっています。
 
上嶋 「もっと設計の知識や視野を広げたい」という思いから、埼玉県の住宅会社へ転職し、注文住宅の設計を約8年間経験しました。その後は不動産会社で住宅事業の立ち上げにも携わりましたし、ラオスでは木材の仕入れや家具工場の再生事業にもチャレンジしました。
 
畑山 海外での事業とは、貴重な経験をされましたね!
 
上嶋 未知の環境ではあったものの、「まずやってみよう」という気持ちで飛び込みました。ラオスは木材が豊富で、当時は日本企業も少なかったので、そのプロジェクトは文字通りの開拓だったんです(笑)。振り返るとあの経験があったからこそ、物事を広い視野で考えられるようになったと思います。
 
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畑山 普通ならためらうようなお話ですよ(笑)。日本に戻られてからの経緯も教えてください。
 
上嶋 それから急成長を遂げた住宅メーカーで約5年間、設計業務に携わりました。そこでは設計だけでなく、工期管理や利益を意識した提案など、経営的な視点も学ぶことができました。その後、地元の奈良県に帰省すると、昔は活気のあった商店街や街並みが元気を失い、空き家も増えていると実感したんです。それなら、自分がこれまで培ってきた設計力を生かして、既存の建物に新しい価値を生み出し、地域を元気にする仕事がしたいと思い、独立を決意しました。