インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
鎌田(欣) 2010年頃ですね。最初は遊び場というか、自己満足の場所でした(笑)。私はもともと企業で機械の設計をしていました。しかし将来像が見え、新たな挑戦を求めたいという思いで、35歳で辞めることにしたんです。
鎌田(幸) 主人は「やりたいことを全部やってみたい」タイプなんですよ。車で全国の温泉を巡り、温泉に入ったり、港で魚を買って自分でさばいて食べたり・・・そういう暮らしそのものを楽しんでいます。
狩野 行動力がすごいですね! お仕事も、ただ働くというより楽しんでこられた印象です。
鎌田(欣) ええ、会社でも変わったことばかりしていたので、開発へ異動を命じられ、いろいろなものを手がけましたね。組合活動もしましたし、そういう私をよく思わない人もいましたが、私は楽しかったですよ。日々が面白ければそれでいいんです。
鎌田(幸) 私は主人が悩んでいる姿をほとんど見たことがないんです。「これをやりたい」と思い立ったら、すぐに行動し、振り回されることもありますけど、本人はいつも楽しそうですね(笑)。
狩野 その挑戦する精神が、作品づくりにもつながっているのでしょうね。

鎌田(幸) 播州織の生地の雑貨は私の作品で、主人の絵を布にプリントして私がバッグに仕立てるなど、いわば夫婦コラボですね。
狩野 バラエティ豊かですね! 木工や絵画、布作品まで、それぞれに違った魅力があって、一つのジャンルにとどまらない創作姿勢が素晴らしいです。陶芸も手がけておられるとか?
鎌田(欣) ええ、別荘の近くで制作していて、一度にたくさんはつくれないものの、それがまたいい。売るためではなく、自分が面白いと思えるものをつくっているだけですから(笑)。
狩野 本当に、素敵なライフスタイルです。ご夫婦の感性と技術が重なり、作品の幅が広がっていますね。これからも人生を楽しみながら、ものづくりを続けてください!
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事も人生も、面白いかどうかが一番大事だと思ってきました。会社員時代も、決められたことをやるより、誰もやらないことに挑戦する方が楽しかった。日々が面白ければ、それがそのまま仕事になるんです。
(鎌田欣仁)