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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

対面重視で販路を拡大! 刷毛や原毛の専門商社
エムケイトレーディング株式会社 代表取締役 惠健一

 
プロフィール 若くして父・弟と型枠工事会社を立ち上げ、20歳で代表に就任し事業拡大に尽力した。29歳で経営を退いた後は、刷毛・ブラシを扱う貿易会社に入社し営業として実績を重ねて売上増に貢献。13年後、事業譲渡を受ける形で代表に就任し、エムケイトレーディング(株)を設立した。現在は国内外の顧客のもとへ自ら足を運び、現地で顔を合わせる商談を軸に取り引きの幅を広げている。
 
 
 
刷毛・ローラー塗装用品やブラシ・原毛・筆などの卸売業を営むエムケイトレーディング株式会社。代表取締役の惠健一氏は、海外の顧客でも自ら現地へ赴き、直接顔を合わせて商談を行うことを重視。「対面で会って話す」ことで信頼関係を築いている。顧客の課題に向き合いながら現場で得た手応えを次の挑戦につなげて事業拡大を続ける同社の事業に、元ボクシング世界王者の畑山隆則氏が迫った。
 
 
 

完成品のブランドを支える黒子

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 刷毛・ローラー塗装用品やブラシ・原毛・筆などの卸売業を展開する、エムケイトレーディング株式会社の惠社長にお話をうかがいます。B-plusには昨年に続き、2回目の登場だそうですね。まずは、事業の詳細から教えていただけますか。
 
惠 弊社では国内外から原毛や刷毛、ブラシやその他の塗装用品などを仕入れ、それらの商品を仲介業者に卸す事業を展開しています。商品は本当にさまざまで、ヘアブラシもあれば、靴ブラシやペットブラシ、歯ブラシなどもありますね。
 
畑山 なるほど。刷毛やローラー、各種のブラシなどは完成品ですよね。原毛というのは、どういうものなんですか。
 
惠 原毛は、筆や刷毛の“毛”となる部分、そのものです。例えば広島県の熊野町は、化粧筆の品質で世界的にも評価されています。弊社はその熊野町のメーカーさんにも原毛を卸しています。原毛に持ち手がついて、ようやく一本の筆として完成するんです。
 
畑山 完成品のブランドや産地ばかりが注目されがちですが、その前段階を支える御社のような存在があるわけですね。
 
 弊社は常に黒子の立場です。大阪でも弊社の原毛を使って塗装用刷毛を製造されている会社さんがありますが、表に出るのは製品名やメーカー名。でも、その土台を支えているというプライドをもって取り組んでいます。