インタビュアー タージン(タレント)
中村 はい。祖父の代から100年続く看板会社の三代目で、いわゆる“看板屋の看板娘”でした(笑)。20年ほど現場で経験を積み、施工やデザインなど一通り携わってきまして。その経験を生かして、もっと自由にものづくりがしたいと思い、2022年に独立しました。
タージン ホームページを拝見しましたが、幅広くオリジナル商品の制作を請け負っているんですね。
中村 オリジナルのTシャツや看板、テント、カッティングシートの制作に加え、作業着や祭り衣装への刺繍なども承っています。また、協力業者さんと連携することで、内装工事や電気工事など、住まいに関するご相談にも対応していますよ。
タージン 現場を知っているからこそ、これだけの業務を手がけることができるのですね。デザインはデータの持ち込みが基本ですか?

タージン それはありがたいですね。デザインは本来一つひとつに価値があり、費用が発生するもの。手間を惜しまない姿勢が伝わってきます。
中村 ありがとうございます。打ち合わせではフィーリングも大事にしながら、お客様の好みを感じ取り、ご提案しています。話しにくい雰囲気だと本音が言えなくなってしまうので、決して否定することなく、お客様に寄り添うことを意識していまして。会話の中にヒントがあり、思いがけないデザインが生まれることもあるんですよ。
タージン お客さんに寄り添いながらつくり上げる、まさに“対話で生まれるデザイン”だ。その誠実な姿勢は100年企業のDNAを受け継いでいるのでしょうね。