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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“働く悩み”に特化した 相談×書店の融合空間!
Work-Books/西澤社労士事務所 店主 西澤明文

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 阪急神戸三宮駅から徒歩1分。「働く」をテーマにした書店、Work-Books(ワークブックス)。その店主であり、社会保険労務士・キャリアコンサルタントとしても活躍する西澤代表にお話をうかがいます。まずは独立までの歩みをお聞かせください。
 
西澤 私はもともと朝日放送テレビで記者職をしていたんです。取材のほかにスタッフのシフトを組む仕事などをしていました。管理職になった後は協力会社のスタッフとの契約や労務管理なども担当するようになりましてね。大切な社員やスタッフの働く環境を整えるだけでなく、万が一、ハラスメントなどの問題が起きてもスムーズに解決する必要がありました。そんな経験があったので、社会保険労務士とキャリアコンサルタントの資格取得を目指したんです。
 
濱中 さすがは記者出身。課題に正面から向き合う誠実さが感じられます。資格を取ってからはどうなさったんですか。
 
西澤 資格を取得したのは、定年後に働くことを見据えていた部分もあります。とは言っても、定年してから社労士として働くには後発ですし、営業力に自信があるわけでもない。そこでキャリアコンサルティングの理論をもとに、「自分がやりたいこと」「実際にできること」「世の中が求めること」の3つが重なる仕事で起業する道を探りました。私はもともと本が好きだったので、書店を開業し、そこで働く悩みを抱える方々を支援できないか――そう考え、「働く悩みを解決するための書店」というコンセプトで、2025年8月に当店を立ち上げたんです。
 
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濱中 こちらは1階が書店、2階がお客さんの悩みをお聞きするトークルーム、3階が社労士事務所になっていて、相談×書店という融合空間になっているんですね。
 
西澤 はい、当店は“働く悩み”に特化した書店です。ですから本を通じて労働に関する知識を得るのはもちろんのこと、労務相談やキャリアコンサルティングなど、“働く”ことにまつわるさまざまな不安や迷いにお応えする空間となっています。