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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

土木とジムに通底する 人のためにという思い
絆建設 代表 東田翼

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 東田代表は、大阪府藤井寺市を拠点に、土木工事を手がける絆建設さんとプライベートジムLien(リアン)さんを運営されているそうですね。
 
東田 はい。絆建設では、鉄道や橋梁などの大規模案件を中心に幅広い工事を請け負っています。一方Lienでは、利用者様お一人おひとりに合わせてパーソナルトレーニングを指導しているんです。
 
畑山 今日はLienさんのトレーニングルームにお邪魔していますが、設備が本格的で驚きました。東田代表は、もともと土木関係で働いてこられたのですか?
 
東田 ええ。父が土木関係の仕事をしていた影響で、私も10代の頃から現場に携わってきました。さらに妻の実家が建築業を営んでいたこともあり、土木と建築の両分野で経験を積んだのち独立し、建設業界はもう20年以上になります。Lienは、絆建設を立ち上げた後にスタートしました。
 
畑山 職人の世界でキャリアを築かれたんですね。それにしても、なぜジムまで手がけられたのでしょう?
 
東田 実は10代の頃、プロボクサーを目指してジムに通っていたんです。結婚を機にボクシングからは離れましたが、トレーニングの楽しさが忘れられなくて。事業が落ち着いてから、いくつかのジムに通ったのですが、自分の理想に合う場所がなかったんです。それなら自分でつくろうと思い、Lienを立ち上げました。
 
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畑山 ボクシングに打ち込んでいた頃の情熱が、今のジムづくりにも生きているんですね。私も若い頃、「チャンピオンになれる」という根拠のない自信だけで突き進んでいました(笑)。でも、その“思い込みの強さ”がエネルギーになるんですよね。
 
東田 まさにその通りです。ジムの構想を練る中で運動学を学び、理学療法士の友人にも協力してもらいました。Lienでは、利用者様の性格や体質に合わせた個別メニューを提案し、無理なく理想の体を目指せる環境を整えています。ダイエットやボディメイク、運動不足の解消を目的に通う方が多いですね。