
インタビュアー タージン(タレント)
木本 オーリングテストは、指でつくった輪の筋力反射を利用するテストです。身体の反応を見ることで、その方に合う食べ物や、不調の原因がどこにあるのかを探っていきます。
タージン 指の反応でそんなことまでわかるとは驚きです! ということは、肩がこるから肩をもむ、といった対処とは、まったく違うアプローチになるわけですね?
木本 ええ。私のアプローチは、オーリングテストを通じて、「症状」と「原因」の“つながり”を明らかにし、根本的に改善できることが大きな特徴です。そして、東洋医学的な経絡の考え方と、西洋医学的な身体の見方、その両方を重ね合わせながら見ていくことを探求してきました。
タージン 東洋と西洋、両方の視点から原因を探っていくこと、それが木本代表が20年かけて確立された「木本式オーリング鍼灸メソッド」の神髄なのですね。
木本 メソッドの基本は、症状が出ている場所、つまり川でいえば“下流”だけを見るのではなく、なぜそこで問題が起きているのか、その原因である“上流”を整えることにあります。
タージン 上流部分、つまり根本原因になるところですか?
木本 はい、そうです。そして、その上流の多くは「内臓疲労」にあると考えています。この内臓にかかる負担を多角的にみて、根本原因へアプローチしていく。これが私のメソッドの核なんです。

木本 実は、母が家庭で民間療法をしていたので、幼い頃から施術はとても身近なものでした。さらに、高校でバスケットボールをしていたときに急に体が動かなくなるという経験があり、鍼灸を含めた多くの施術を受けたことが、この世界を知る大きなきっかけになりました。