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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

カフェ・造園・清掃業等
人の役に立つサービスを

 

地域の人々の困りごとを解決する造園業

 
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名高 竹村社長は、もともと起業したいという思いを持っておられたんですか?
 
竹村 そうですね。いつかは自分自身の力で身を立てたいという思いが強くありました。また、当時は周囲に独立志向の友人や知り合いがいなかったこともあり、私にとって未知の領域に挑戦することにワクワクしていましたね。
 
名高 なるほど。持ち前の好奇心と行動力を武器に歩んでこられたわけですね。私も俳優としてさまざまな役に挑戦することを楽しみにしながら活動していますので、とても共感しますよ。
 
竹村 名高さんにそう言っていただけると私も嬉しいです。最近では造園業を手がけておられる方とSNSを通じて知り合いまして。その方と意気投合したことから、私自身も新たに造園業をスタートしたんです。
 
名高 造園業ですか! これまでとはまったく異なる業種ですね。チャレンジ精神が本当に素晴らしいです。
 
竹村 ありがとうございます。整体やカフェの業務を通して地域の方々とかかわる中で、いわゆる“ご近所トラブル”が度々起きていることを知り、それが造園業を始めた理由の一つなんです。とあるお宅の庭に生えている木の枝が伸びて、お隣の家の敷地に越境してしまうケースがよくあるんですよ。
 
glay-s1top.jpg 伸び切った樹木を剪定!
伸び切った樹木を剪定!
名高 確かに、隣の木の枝が邪魔になったり、葉が落ちて庭を埋めてしまったりという問題はよく耳にしますね。隣人との付き合いを気にして、「邪魔だから木を切ってほしい」とは、なかなか言い出せないという人も少なくないでしょう。
 
竹村 おっしゃる通りです。そこでプロの業者である私たちが間に入ることで、お悩みをうかがったり、お隣の家にさりげなく状況を説明したりして、スムーズに枝を剪定し、トラブルを未然に防ぐようにしているんです。また、地域の方々のお悩みやご相談をうかがうことは、そのようなトラブルを防ぐだけでなく、お客様の心のケアにもつながると考えています。例えば、お隣に住む方が「亡くなった両親が生前に大切にしていた形見の木だから切れない」というお悩みがあった場合も、しっかりとお話をお聞きしたうえで、伐採や剪定について丁寧にご説明しますと、意外とすんなり受け入れてくださるケースも多いんです。
 
名高 親身になって傾聴することで、お客さんも心のつかえが取れて受け入れられるようになるわけですね。素晴らしいなぁ。
 
竹村 ありがとうございます。ほかにも、庭木の手入れでお困りのお家がないかどうか、街を歩く際は常に目を配るようにしています。中には「木は切りたいけど、枝が少なくなると外からの視線が気になる」とお悩みの方もおられますので、その際は代わりにお家の雰囲気に合ったフェンスを設置するなどのご提案をすることもあるんですよ。これらの声かけは、非常に地道な取り組みではあるものの、まったく苦ではなく、楽しみながら行っています。なぜなら、お客様と一緒にお家をつくっていくという充実感がありますし、何よりも地域の方々のお役に立てることが嬉しいですからね。