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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

太陽光・風力発電など 再エネ事業をサポート!
シード・コンサルティング合同会社 CEO 大塚利明

 
プロフィール 栃木県出身。大手企業でロボットや搬送設備といった制御系システムの開発に25年以上従事。2012年より再生可能エネルギー分野の仕事に携わり、太陽光発電および蓄電池の双方向パワーコンディショナを開発した。その後、小型風力発電機の開発などを経て、北九州響灘沖での実証研究に参画。建設工事から風車に関する稼働立ち上げまでを担う。2024年にシード・コンサルティング(同)を起業し、CEOとして活躍している。
 
 
 
地球環境への負荷が少ない“再生可能エネルギー”は、持続可能な社会の実現に不可欠だ。しかし、社会の主力電源へと押し上げるには、越えなければならない高いハードルがいくつもある。そこで再生可能エネルギーの主力電源化に向け、精力的に活動しているのが、栃木県小山市のシード・コンサルティング合同会社だ。CEOの大塚利明氏に、歩みから仕事の矜持、今後の展望まで熱く語ってもらった。
 
 
 

ロボットや搬送設備の開発に25年以上従事

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 国内外の企業に対して、太陽光・風力発電など、再生可能エネルギーに関するコンサルティングを行う、栃木県小山市のシード・コンサルティング合同会社さん。大塚CEOに、まずはこれまでの歩みをお聞きしたいです。
 
大塚 私は25年以上、ロボットや搬送設備などの産業機器に関する制御系システムの開発に携わってきました。電気制御という特殊な分野で、特に社会インフラに関わる仕事をしてきたんです。
 
矢部 社会インフラということは、私たちの生活に不可欠なものをつくられていたんですね。
 
大塚 そうですね。そうした現場で実際に手を動かすような、ものづくりの分野に誇りを持って打ち込んできました。そして技術や知識を追求し続けた結果、国内の大手企業やグローバル企業上位200位以内の会社などに勤めましたが、リストラなども経験し、合計13社に転職したんです。
 
矢部 13社とは驚きました! 大塚CEOに確かな技術があるからこそ、多くの企業に求められたのでしょう。
 
大塚 そう言っていただけると嬉しいです。ただ、バブル崩壊やリーマンショックなど、勤め先の企業が事業を縮小せざるを得ない事態も経験しましてね。その際に、会社に言われた通り別部署に異動するのではなく、私が本当に情熱を注げる仕事を追求するために転職を選択してきたんです。
 
矢部 技術と仕事への矜持を感じるお話です。大塚CEOにますます興味が湧いてきました!