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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

信頼を紡ぐ屋根工事の道
ご縁と感謝が人をつなぐ

 
 
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畑山 まさに裸一貫からのスタートだったと。その苦しい時期をどう乗り越えたのですか?
 
田中 周りの方々がつないでくれたご縁に助けられましたね。「手が空いているなら、うちの仕事を手伝ってもらえないかな?」といった形で声をかけていただきました。どんな仕事も断らないという気持ちで仕事を続けた結果、2023年に株式会社にすることができました。
 
畑山 その経験が、今の経営スタイルにも反映されているように感じます。スタッフの方々との関係性はいかがですか?
 
田中 私にとって、社員は宝物です。仕事をしてくれるからというだけでなく、信じてついてきてくれるその思いが嬉しいんです。例えば、雨の日など本来は休みになる日も、スタッフたちが「段取りだけでも進めておこう」と自発的に動いてくれましてね。そういう仲間がいるから、会社が成長できていると感じています。
 
畑山 理想的な信頼関係ですね。そうした頼もしいスタッフを育てるために、何か意識されていることはあるのでしょうか。
 
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田中 弊社では一人ひとりが、プロとして仕事への意識を高く持つことに重きを置いています。もちろん楽な仕事ではありません。その代わり、頑張った分はきちんと報酬として手にし、若いうちにしっかり稼いでほしいと思っていまして。そして、どんな技術よりもまず、人としての挨拶や礼儀。これだけは、何よりも大切にしています。
 
畑山 高いプロ意識の根底には人としての基本が大事ですよね。では、今後の展望について教えてください。
 
田中 屋根工事の技術を通じて、困っている方々の力になりたいという思いがあります。これまでにも、福島・熊本・新潟など被災地でのボランティア活動を行ってきました。また、地元・西宮の皆様に育てていただいた恩を、仕事でお返ししていきたいと思っています。
 
畑山 スタッフを宝物だと言い切れる。その誠実な信念こそが、田中社長ご自身の何よりの強さなのだとわかりました。今後もその信念を貫き、会社をますます盛り立てていってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
屋根の上で西日を浴びながら夕陽が沈むのを見て、「今日も1日頑張ったな!」と思える時が一番楽しいですね。
(田中啓太)
 

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株式会社ケーティー工業

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