人々のライフラインを守る電気の守り人

インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
吉野 簡単に言えば、身の回りの電気設備を安全に利用するために点検や保守を行い、事故やトラブルを未然に防ぐ仕事です。今や電気は、私たちの生活に欠かせないエネルギー。停電すると生活に支障を来すのはもちろん、大きな事故にもつながりかねません。私たちは“停電ゼロ”を実現するため、日頃から設備に問題がないか点検・保守を実施し、万が一不具合があった場合にはすぐ対応しています。
亀山 言わば電気の守り人だ。我々の生活は、電気なくしては成立し得なくなりましたからね。
吉野 特に怖いのは、波及事故です。高圧受電設備などで事故が起こった場合、電力会社の配電線が停止し、近隣も停電してしまいます。すると、一般家庭だけでなく、交通機関や医療機関にも多大な影響が出る。損害額が1000万円を超える事故になることもあるんですよ。だからこそ、日々の点検・保守作業をしっかり行わなければならないんです。