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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

家の悩みに幅広く対応!
住宅リフォームの専門家

 

顧客の確かな安心のため職人として学び直す

 
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石黒 大宮社長は、もともと営業職としてリフォーム業界に入られたとうかがいました。
 
大宮 そうなんです。最初はお客様にリフォームを提案して契約をいただくという仕事をしていました。しかし、実は当時、現場で具体的にどのような工事が行われるのかまったくわかっていなかったんです。本当はもっとその家やご家族の生活に合った素材や設備があるのに、知識がないことでご提案ができないケースや、お客様にとっては大きな買い物なのに私自身が理解していないものをご提案するのが、だんだん申し訳なく思えてしまいまして。それなら、自分自身が現場を知ろうと決め、職人の道を志したんです。
 
石黒 それはすごい決断ですね。職人の業界に飛び込むには相当な覚悟が必要だったのではないでしょうか。
 
大宮 そうですね。実際に現場で働いて初めてわかることも多く、見ることとつくることの違いに始めた当初は苦戦しました。ですが、だんだんと工事の全体像が見えるようになってきて、お客様がリフォームしたい本当の意図や「こうしたらもっと生活が便利になるだろうな」という箇所がわかる機会も増えたんですよ。単に言葉で説明するだけでなく、お客様に適した提案ができるようになりましたね。
 
石黒 最近では、私たちのような一般の人もインターネットやSNS、カタログなどでリフォームに関する情報を簡単に得られるようになりました。でも、それが本当に自身の家や生活の事情に合っているかどうかまではわからないんですよね。だからこそ、プロの方にアドバイスしてもらえるのは本当にありがたいです。
 
大宮 そう言っていただけると嬉しいです。私が大事にしているのは、お客様にとって本当に良い家をつくることなんですよ。だからこそ、必要なことは率直にハッキリと伝えますし、ときには「やめたほうがいいですよ」とアドバイスすることもあります。
 
石黒 売り上げが伸びるとしても、お客さんのためにならないことはしないという姿勢はお客さんにとっても心強いと思いますよ。
 
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大宮 ありがとうございます。実はリフォーム業界では以前から、無料点検をして不安を煽り、必要のない施工を提案するといった詐欺を行う者や悪質な業者の存在が問題になっています。というのも、相場や工事内容といった細かい部分が一般の方にとってはわかりにくく、業者の提案が適正なのかどうか判断が難しいんです。お客様がそういった悪質な業者に会わずに済むように、私が何でも相談していただける最初の窓口になろうと思ったんですよ。よくない事例の注意喚起も、私の役目だと考えています。
 
石黒 確かに! お家のことって身近でありながら、適正価格や一般的な予算など、わからないことばかりです。そこでさらに、お家の不具合などを指摘されて不安を煽られると、余計に冷静な判断ができなくなってしまう人も多いでしょうから、大宮社長のような存在は本当に頼もしいと思います。まさに、大宮社長の熱い使命感が伝わってきますね!