B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どもたちの楽しい!を 引き出し育むバレエ教室
STUDIO ANDANTE Ballet Arts 代表 ロード庸子

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 麻乃佳世(元宝塚歌劇団 月組トップ娘役)
麻乃 東京都練馬区のバレエ教室、STUDIO ANDANTE Ballet Arts(スタジオ アンダンテバレエ アーツ)さん。白を基調とした明るい空間で、天井も高く開放感があり、窓から差し込む光が心地良い開放感のある教室ですね。洗練された空間から、ロード代表の美意識の高さがうかがえます。こちらの教室では、何歳からレッスンを受けられるのでしょう?
 
ロード 幼児クラスは基本的には年少さんから、ご本人の準備ができていれば2歳すぎからレッスンを受ける方もいます。小学生からは初・中・上級クラスをご用意し、レベルに合わせて受講できるようにしています。加えて大人向けのクラスもあり、皆様熱心に通われています。
 
麻乃 「可愛い衣装に憧れて」「楽しそう」といった気持ちから始めるお子さんも多そうですね。大人は「ずっとバレエに挑戦したかった」「健康のために」というきっかけで通うこともできて、とても素敵だと思います。
 
ロード ありがとうございます。当教室では、生徒たちの発表の場を大切にしており、年に2回の舞台を用意しています。夏には衣裳やメイクも本格的に施す全員参加の発表会、冬には日頃のレッスンを発表する、自由参加のレッスンコンサートを開催しています。
 
麻乃 一般的なバレエ教室では、2年に1回大きな発表会があると聞きます。でも、それを年に2回も! 準備が大変でしょう?
 
glay-s1top.jpg
解剖学に基づくバレエトレーニング指導資格保有
ロード 大変です(笑)。 でも、舞台を経験した子どもたちの成長が想像以上で。当教室も、最初は2年に1回の発表会を予定しておりました。しかし、発表の場を経験した子どもたちは、技術面はもちろん、精神的な自立が著しいことを目の当たりにしました。そして、年齢の違う生徒が一緒にリハーサルする中で、それまではふんわりとレッスンしていた子たちが「お姉さんみたいになりたい!」と急に目を輝かせ始めるんですよ。それに対し上級生は手本になりたいと頑張る。そうした生徒たちの姿から「発表の回数を重ねる経験こそが彼女たちの成長やモチベーションにつながる」と確信したのです。
 
麻乃 発表会は照明を浴びて輝ける、魅力的な場ですよね。その楽しさがわかれば、基礎練習の目的もわかり、一生懸命通う子が増えそうです。成長した姿を見た親御さんも嬉しいだろうなぁ。お話しするロード代表からは、生徒さんへの献身的な姿勢が伝わってきますよ。その原動力が気になります。