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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どもたちを笑顔にする
楽しいトランポリン教室

 

トランポリンの制限をチャンスに変える工夫

 
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宮地 教室の中にはスラックラインやバランスボールも置いてありますね。これはなんのためにあるんですか?
 
今井 これらは子どもたちが待ち時間にも飽きないように設置しています。トランポリンは安全上1台につき1人ずつしか乗れないので、グループレッスンの時はどうしても待ち時間ができてしまうんですよ。そのため、待つ間にも遊びながら体幹を鍛えられるようにしています。
 
宮地 なるほど。子ども向けの教室ならではの工夫で、素晴らしいアイデアですね!
 
今井 ありがとうございます。さらには、天井からタオルを垂らして、タッチできたら高さを上げていくことで、子どもたちはゲーム感覚で「もっと高く跳ぼう」と挑戦してくれています。これも、教室を運営する中で「どうすれば飽きずに続けられるか」を日々考えるようになり、自然とアイデアが生まれてきました。
 
宮地 高く跳べるようになるほど、着地のバランスや空中での体の動かし方を鍛えることができそうですね。
 
今井 おっしゃる通りですね。しかも、トランポリンによって養われる基礎的な身体能力は、ほかのスポーツにも応用できるんですよ。例えば、小学生の時に通っていた男の子が中学校で柔道部に入り、「トランポリンで鍛えた体幹のおかげで、投げられても体勢を立て直せる」と言ってくれたこともありました。
 
宮地 トランポリンを通じて、子どもたちのさまざまな成長に立ち会えるのは嬉しいでしょうね。今後はどのような取り組みをしていきたいですか?
 
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今井 引き続きトランポリンをもっと世の中に広めるための活動をしていきたいですね。最近ではショッピングモールのイベントでトランポリン体験会を開きました。おかげさまで、100人近いお子さんが参加してくれて大盛況だったんです。体験会をきっかけに教室に通ってくれるようになった障がい児の子も増えてきましたので、ゆくゆくは放課後等デイサービスとも連携するなどして、障害福祉につながるような観点も取り入れていきたいです。そして、指導者の育成にも力を注ぎ、より一層、トランポリンの楽しさを伝えていきたいと思います。
 
宮地 今日のお話をお聞きして、競技と福祉の両軸で工夫を重ねている今井社長の姿に心を打たれました。それに、教室内は子どもたちのためのアイデアと愛情にあふれていて、今井社長がどれだけ情熱を注いでいるかが伝わってきましたよ。跳びはねる楽しさから広がるトランポリンの魅力を、これからもたくさんの方に届けていってくださいね。私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
何と言っても子どもたちの笑顔ですね。子どもたちが夢中でトランポリンを楽しんでいる姿を見ることが、私にとってのこの仕事の大きな楽しみなんです。
(今井知江子)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 101有限会社/wing-horse/wing♡angel
■ 本社 〒377-0065 群馬県渋川市北橘町小室444-1
■ 事業内容 トランポリン教室の運営
■ 設立 2021年10月1日
■ 従業員数 3名
■ Instagram https://www.instagram.com/winghors_101/